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Marketoでパーソナライゼーションされたメールを送る方法の話
先日参加してきた「JMUG Meet Up」で伺った、Marketoの活用において他社のマーケターが抱えている課題の解決方法をアウトプットしてみました。
※JMUG Meet Up:Marketoユーザー会のコンテンツの一つ。事前にテーマを決めて話すというフリーダムな会で、他社のマーケターの方と話しがしたくて仕方がなかった私にとって非常にありがたい企画でした。2回目も心待ちにしてます!
課題:パーソナライゼーションされたメールを毎日20個くらい作って送信しており、もっと効率化させたい
毎日20通もメール作るのは大変(うちは3通でヒーヒー言ってる)&私自身あまりこの辺の機能を使ったことがなかったので、勉強がてらMarketoで効率化できるかを考えました!もっといい方法があったらぜひ教えてください!
▼伺った条件 ※一部内容をアレンジしてます
・地域、商材、履歴などの組み合わせでパーソナライゼーションしている
・パーソナライゼーションしているのは、下記のような案内(見出し+キャッチコピー+URL)を1つのメールに10個くらい並べている
・機械的に仕分けた案内だけではなく、その人に絶対に送りたいURLもある
考えた解決方法
「動的コンテンツでパーソナライゼーションする」
※この方法はJMUG Meet Up内で、他のMakreto Championの方から出ていた内容です。勉強がてらまとめてみました。
▼まずは不変的な項目でパーソナライゼーションする方法から
Marketoの動的コンテンツ機能を使うと、メール本文内の記述をセグメントに応じて差し替えることが可能になります。
動的コンテンツの説明、セグメンテーションの設定方法は下記のマニュアルを参考にしました。
・動的コンテンツ:動的コンテンツについて
・セグメンテーション:セグメントの作成
※注意事項
・セグメンテーションは同時に動かせるのは20個まで(設定は21個以上でも可能)です。上の図でいうと「地域」「商材」でセグメント数は2個になります。
・メール本体は1つで済みますが、出し分けるコンテンツはそれぞれ用意する必要があるため、どこまで細かくするかは要検討です。(例えば47都道府県で案内を分けたい!となった場合、47個分の設定が必要になります)
各セグメントに当てはまる条件をスマートリストで設定ができます。(例えば関東なら「住所に“東京都・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県を含む"」を設定しておけばOKです。
※試してる途中いろんなエラー出てきたので、同じようにエラーが出てきてしまって先に進めない場合はMarketoのサポートセンターへ連絡するのがいいと思います!
セグメンテーションの設定が終わったら、次はメールを設定していきます。
※今回、毎日送るということだったのでプログラムは「メール」を想定しています。
メールの作成画面で
・共通のテキストが入るコンテンツ(冒頭や締めのあいさつ、署名など)
・差し変わる空のコンテンツ(セグメンテーションの個数分)
を設置し
空のコンテンツの歯車から「動的に設定」を選択します。
どのセグメンテーションを使うのかを選べるので、空のコンテンツそれぞれにセグメントを設定します。
※セグメンテーションの設定で「承認」していないと、ここの一覧に出てきませんのでご注意ください。
※画像が「閲覧履歴」となっているので混乱するかもしれませんが「商材」と置き換えてください。紛らわしくてすみません。
動的コンテンツの設定が完了したら、メール作成画面の右にある「コンテンツタブ」の「ダイナミックコ」から操作していきます。
(動的コンテンツ=ダイナミックコンテンツです。使い慣れない機能だと表記ゆれに惑わされますよね…)
各セグメントに応じたコンテンツを作成していきます。
右側のダイナミックから各セグメントを選ぶと、作成したコンテンツの表示を切り替えられます。
※今回、細かいスタイルなどは考慮していないので必要に応じて設定してください。
セグメント:デフォルトについて
「設定したセグメントに一致しなかった場合」に表示されます。空欄も可能です。セグメンテーションの項目によって、空欄にするか誰に送っても問題ない案内をするかを選ぶのが良いと思います。
実際に送られたメール
▼商材:カテゴリC、地域:北海道・東北のリード
▼商材:カテゴリA、地域:空欄のリード
毎日必要な作業
動的コンテンツを使うことによって
・メール本体は1つで済む
・パーソナライゼーションの組み合わせはMakretoが行ってくれる
ようになります。
一方でメール作成そのものはなくならないので
・メールプログラムを複製
・メール本文内の、共通テキストを修正(あいさつ文など)
・各セグメント分のダイナミックコンテンツを修正
を行う必要があります。
今回、この勉強のきっかけをくださったマーケターの方がどのような運用をされていらっしゃるのかを正確に把握できていないので、この方法の方がいいのか、それとも悪いのかが判断できないのですが、少しでも参考になれば幸いです。
本当は、可変的な項目(閲覧履歴やなど行動によって変わる場合)や、送りたい案内を個別に挿入する方法もまとめて書きたかったのですが、ちょっと長くなってしまったので、今回はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。