Cift~20世紀的資本主義の中の人から見た21世紀的ライフスタイル~
■イントロダクション
2017年4月28日、渋谷キャストという複合施設がオープンし、その住宅フロアに“Cift”というコミュニティが誕生した。
渋谷キャストHP http://shibuyacast.jp/
Cift HP http://cift.co/
Ciftを一言で表現するのはとても難しいのだが、乱暴に言えば「『拡張家族であり協同組合』『共に暮らし、ともに働く』という21世紀型のライフスタイル開拓を試みる社会実験」とでも言えよう。Ciftではこれをコーファミリー(Co-Family)と呼び始めた。
僕自身は、渋谷キャストをつくった企業の社員である一方で、縁あってCiftメンバーとしても参画している。言い換えれば20世紀的資本主義の象徴である企業の一員でありながら、21世紀型ライフスタイルの実験に身を置いている、そんな立ち位置だ。
ここではそんなCiftの思想や日々の出来事、そしてそれを20世紀的資本主義側から眺めた雑感を記していこうと思う。
■僕がこのnoteを書く意味
近視眼的には僕自身がこのCiftを解釈し、言語化するため。そして究極的にはCiftから新しく提唱されるCo-Familyという概念を世に向けて“翻訳”するためだ。
かつてガンジーさんが「良きことはカタツムリのようにゆっくり進む」と言っていたように、仮に世の中がCiftの提唱する21世紀型ライフスタイルへ変化していくとしても、それはとてもゆっくりのことだと思っている。
しかもこのような変化は得てして世間にはとっつきづらいものだ。イノベーター理論でいうところの「キャズム」を超えられず、一部の人のみが共有できるハイコンテクストな概念で終わってしまうかもしれない。世の大半は20世紀的資本主義の延長線で生きているし、社会の仕組みの大部分の根幹を成しているのもそれなのだから。
僕自身もCiftに身を置きながら、明らかにまだ20世紀側の人間だ。頭では21世紀型のライフスタイルを“理解”し、普及するべきだと考えているが、心ではその方向性に少なくない“ざわつき”も抱えている。だからこそ、僕の言葉でCiftを解釈することに一定の意義はあるんじゃないかと思っている。
「キャズム」を超える架け橋、とまで大それたことを言うつもりはないけど、僕のような人間も「あ、なんか良いかも」と素直に腑に落ちる言語的な接点を探していければなと思っている。
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とても抽象的になってしまった。。。次はCiftの提唱する21世紀型のライフスタイルと、20世紀型資本主義の対立?みたいなことを紹介していこうと思う。自分のペースで、ちょっとずつ。
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