エンターテイナー目指したら喫茶店の店主になった話(自問自答ファッション教室レポ)
現在時刻はもうすぐ日付が変わる頃合い。
世間的には大型連休だが、私は馬鹿正直に5/1、2両日とも在宅勤務を全うするという選択を取った。なので本来ならさっさと寝支度を整え明日に備えるべきなのだが、私のトリ頭ぶりを鑑みると今、頭が熱を帯びている間に書き留めないと絶対に忘れ去る未来しかないので、ひたすらに頭と指を動かす。
ーーー自問自答ファッション教室レポ、はじめます。先に言います、無駄に長いです。
教室へ向かうまで〜気分は遠足前の小学生
4/30、それは待ちに待った自問自答ファッション教室の受講日だ。この日のためにジェルネイルを新調し、4ヶ月ほど放置していた髪を染め直して整えた。
当日朝なんて(帰省するパートナーの見送りもあったとはいえ)5時に起きて(前日の酒を抜き切るために)朝風呂をする気合いの入りようであった。(※教室は13時開始です)
いざ自問自答〜とにかく腹が減り喉が渇く
久々の京王線、それに会場がある建物には食べ物屋も充実していると言うことで最大限のオシャレをして早めの出発、回転寿司で腹ごなしをして開場までの間はせめてもの予習として1年3セットの書籍を読み返す。
良い感じにじかんとなり、いざ教室へ赴くとあきやさんはもちろん、一緒に講義を受ける自問自答ガールズのみーーーんなオシャレ!びっくりした!
あと配布された資料が物凄かった。とにかく情報量が多い。私がウンウンと唸りながらなんとか絞り出した事前アンケートの内容がわかりやすい文章となって戻ってきていた。あきやさんの凄さの片鱗を見た気がした。
とはいえ、拙い文言とはいえ事前に文章化していたからか、いざ教室で「洋服に悩んだきっかけは?」や「制服化してどう過ごしたいか?」と聞かれた時にスラスラと話せたように思う。如何せん、私はこうして文章として自分の考えを吐き出すのはまだできるのだが、それが自分の口からの語りとなると途端にスムーズさに欠けてしまう。特に聴講者が複数人いると余計に。よく頭の中で考えるだけで満足してしまうので、きちんと文章なり何らかの形にして残すのは大切なのだなと思った次第。
こうして何だか明るい感じで始まった自問自答の旅。仕事でもよく見るPDCAサイクルが飛び込む。私はとにかくDOとCHECKが苦手のよう・・・自覚は大いにあった。
特に試着に対する苦手意識が強い。いちいち店員さんに声をかけるのに勇気がいるし、そもそも試着という行為そのものが気力体力を使うから疲れてしまう。だから極力避けるように動いていた。けれど「本当に愛せる服」を手に入れるためには試着の旅は避けて通れぬものだと、教室を通して嫌と言うほど身に沁みた。なのでこれに関しては必要経費として頑張るしかないなと胸に深く刻みこんだ。
そして今日一番記憶に残り、ゴリゴリ体力を削っていったのが、教室の目玉であり本題の「コンセプト作り」のターンだった。
山のようなキーワードに対し、自分がどう感じるのか・・・それを1つずつ振り分ける作業がとにかく頭を使う!普段全く使わない脳の領域をフル稼働し、その言葉一言一言に対する自分の感情を整理していく。とにかく何度も水分を補給するし、すべての言葉を振り分け終わるとエネルギー切れで席に置かれたお菓子を貪り食っていた。抹茶大好き人間にとって、今回ご用意いただいたお菓子は本当に最高という感想しかない。実に美味しかった。
そうしてあきやさんの手を借り、ついに私のコンセプトが決まる。それはーーー
「センスがあり楽しく活動的でアーティスティックかつスター性がある、二面生を持つ楽しませ上手な喫茶店のマスター」
(あきやさんにまとめていただいた内容から、一部文言手直ししてます)
ラーメントッピング全部盛り再来だぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
いやね、こんなに盛り盛りで強欲なコンセプト引っ提げてる人間が言うことでもないけど、憧れワードに「謙虚」って入れているのですよ。でも出来上がったコンセプトは謙虚のカケラ一切なし。謙虚、とは。私の中の強欲が抑えきれてない瞬間だった。
けれどこのコンセプトが爆誕した時、実は少しばかり違和感がありました。なぜなら事前アンケートで答えたなりたい姿には「エンターテイナー」という言葉が入っていたから。「喫茶店のマスター」じゃ真逆じゃない?とその時は思ったのだけど、一人電車で揺られながら頭の整理をしていたら少しずつ噛み砕けてきた。それについては、コンセプト作りの中引っかかった「ある言葉」と併せて後ほど書こうと思う。
こうしてコンセプトが生み出され、あっという間に質問タイムへ。普段こういう時にあまり質問が思い浮かばないタイプなのだが、今回は(興味がある事柄だからか?)スラスラと聞きたいことが思い浮かんだ。特に「好きだけど骨格的に似合わない(と思っている)ものへの向き合い方」を尋ねたときの、「とにかく1回試着してみて「やっぱり似合わないか〜」って笑えるように」「好きと似合うの共存ができる服に出会うのは稀なこと!」(※確かこんな感じ)という言葉が印象に残っている。そりゃ全部乗せラーメンとか実際食べてみないと完食できるかわからんもんな。服だって「似合わない」と思い込みで試着しなかったら本当のところわからんし、とりあえずタダなんだから試着して、細かいところはそこからだな。ダメなときはダメなのだからしっかり折り合いつけていかないとね、と心の支えが取れた感覚がした。
一通り聞きたいことを聞き終えて、ふと時間を確認すると教室に来て実に6時間が経過していたのだった。あっという間に駆け抜けていった。
・・・こうしてとんでもなく濃密な時間と空間で、自問自答の第一歩が本当の意味で踏み出せた。
とにかく試着だ。まずは靴、そして鞄。今あるものも気に入っているものだからそれを主軸に最初の制服を探すか、それとも新たな靴を探しに行くか。旅立つ前から究極の選択を迫られている気がするが、今日はひとまず寝ようかと思う。
※この先は自分のコンセプトに関する個人的な考察のため、興味ある方だけどうぞ
「個性的」という言葉の複雑性と私のコンセプト
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