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iOS画面遷移 modal sheet まとめ

こんにちはPOP(@y_hiranai)です。趣味はお酒とゲームとUI/UX研究です。

以前「iOSの遷移まとめ」という内容をQiitaからnoteに転機したんですが・・・iOS13からモーダル遷移違くない?ということで追加noteです。

気になったのはモーダル遷移

Human Interface Guidelines(英語)では…

多重モーダルは推奨されません。
もしそれ以上にモーダルを重ねるようなら画面設計の見直しを検討した方が良いでしょう。
なぜなら多重モーダルではユーザーは自身がどこからやってきたのかを忘れてしまうからです。前の前の前のモーダルが何をしていたタスクなのかをいちいち覚えていられません。ナビゲーションの経路をシンプルにすることはユーザーにとって親切な設計です。

っていう話が書いてあったはずなのに、久しぶりにApple Music立ち上げたらモーダル遷移 on モーダル遷移してませんか。。。?

Adobe XDのUIテンプレート上だとModal sheetと名前がついたんですが、これはモーダル遷移じゃないの?モーダル遷移だとしたら重ねて良いの?

なかには「モーダルシート→プッシュ遷移」するパターンも

ダークモードのスクショで分かりづらいんですが、iOS13の時計アプリの遷移図です。
右上の「+」マークを押すとモーダル遷移でシートが出てきます。更に「繰り返し」の項目を押すと「プッシュ遷移」までする!

多重モーダルではユーザーは自身がどこからやってきたのかを忘れてしまうからです

って言ってたのに!
いろいろ触ってみましたが、モーダルシートは従来のモーダル遷移とは違い全画面ぎみに表示されるので使っていて迷うことはありませんでした。

相変わらず「ポップアップ on ポップアップ」はユーザが迷ってしまうので駄目そうです。

私見ですが、ドリルダウン型のプッシュ遷移でひたすら潜っていくUIよりも、モーダルシートとプッシュ遷移を組みわせるUIのほうが、使っていて直感的かも。
ただ「時計」アプリのように「モーダルシート→プッシュ遷移」のコンボはUI的にも情報設計的にも、1遷移までが限界なのかなという感じがします。

従来もモーダル遷移から、別画面が起動したり、別アプリの遷移するようなページングはありましが、同一アプリ内でモーダル遷移を繰り返せるようになったのは、今回のiOS13からのモーダルシートが初かも…

まとめ

社内向けに資料を書いていて気づいたので、まだ考察が粗々でしたが、今後いろいろなアプリでも同様にモーダルシートを組み込んだUIが多く出てくるんだろうなと思っています。

自社でも取り入れたい・・・

うちにはninaruポッケという、育児マンガ読み放題アプリがあるんですが、ユーザーが作者をフォローする動線が結構重要なんです。
フォローさせたいし、フォロー先から関連記事も読んでほしいけど、離脱はしてほしくない…
みたいなケースで上手く使えそう。

あとはninaruのエンドロール後のダウンロード動線とかでも活きそう。

離脱を増長するので、ページ数(遷移)は増やしくたくないけど、ビジネス的にもいろいろ出したい!みたいなときに上手く使えそうだし、事前の情報設計を確り組んだら、プッシュ遷移の数を減らすこともできそう。

この遷移は面白いので、もう少し他社も調べてまた書きたいと思います。

では。

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