ゲームは見る物? 遊ぶ物?
いやぁ、ウェンツ氏の発言が問題になっていますね。
これは本当にゲームメーカーとしては問題です。
思っていたとしても、言って欲しくはなかったですね。
弊社では配信に対して完全禁止はしていませんが、物語性があるコンテンツが多いため「後半のある程度からラストまでは配信禁止」としています。
まぁ、物語で言うとラスト10%くらいを禁止しており「みんなで盛り上がってくれるのは良いけど、結末は自分の手で見てね!」というスタンスです。
それでもこの約束を破って配信してしまう配信者がいます。
開発者としては、みんながどんなリアクションをするかが気になるので、配信は楽しみです。
ですが動画配信を見て満足して、購入してくれない人が増えると開発費を回収できなくなるので次作につなげることができなくなりますので、これは問題です。
ですが実際問題として動画配信でどれくらい売上が減っているかはわかりません。
動画配信で満足してしまう人はそもそも購入意欲が無いという意見もあります。
逆に買おうか買うまいか迷っていた人が、動画を見て「自分の手で楽しみたい」と手に取ってくれることもあるとは思います。
だからこそ「ラストのネタバレだけはやめて!」というのを守ってほしいのですよね。
最近は「配信で得た収益の一部をゲームメーカーに渡すべきでは?」という意見もあるようです。
まるで音楽著作権の使用料のようですね。
ただこの仕組みもyoutube側が対応してくれなければ難しそうです。
個人的には配信行為は悪いことではないと思います。
Eスポーツはこういったところから始まっていると思います。
ゲーム業界を盛り上げるためには必要だとも思います。
アクションゲームなどは見ていると自分もやりたくなりますので、訴求効果のほうが高いでしょう。
なのでストーリー性の高いものは配信可能範囲を守って、互いに良い関係を築きたいものです。