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今年最初に見た映画

毎年、30本以上の劇場映画を見ていたのですが、今年は1月中に1本も劇場に足を運びませんでした。
仕事の都合や家庭の都合で忙しかったことと、見たいと思う映画が近くの劇場で公開していなかったことが要因です。

2月になりやっと映画に行くチャンスがやってきて、今年初の映画を見てきました。
それが「ショウタイムセブン」です。

「ショウタイムセブン」は、爆破テロ事件と生放送が同時進行するサスペンス・エンタテインメント映画です。阿部寛演じる主人公を犯人が脅迫し、スタジオには爆弾が仕掛けられるなど、リアルなフェイクニュース映像が描かれている。
「ショウタイムセブン」は、渡辺一貴監督が韓国の大ヒット映画「テロ, ライブ」を原作に、オリジナル展開を盛り込んだ作品。

という概要の作品でした。
緊迫した状況のはずなのに、見ていてあまりハラハラしなかった……というのが私の感想。
というのも、犯人の要求がコロコロ変わるため「この犯人の真の目的ってなんだろう?」というところに思考がいってしまい「ということはそれが達成されるまで大事にはならないだろう」という気持ちで観ることになったため、途中から冷静になってしまったのが大きいですね。
実際そうなる懸念を制作側も思っていたのか、ちょっとしたハプニングを盛り込んできたりもしていますが……この手の映画を見慣れた人ならそれさえもトリックだと確信してしまうので、ちょっと浅かったかなと。

このての劇場型犯罪はドラマ性は非常に高く作れるわけですので、とても面白くなるのですが、緊張感の演出がイマイチだったように感じます。

似たような映画で「マネーモンスター」というハリウッド映画があります。

こちらは報道番組ではなく経済番組がモチーフ。
経済番組ということで、リアルマネーに直結する話題なので、インサイダー取引などの犯罪行為とすぐに想像が結びつくでしょう。
ちょっとこちらに似た展開にもなるので、そのため予習が出来ていたということも私が緊張感を持てなかった理由かもしれません。

とはいえ本作はかなり現代社会、テレビと報道を皮肉った作品で、特にフジテレビ不祥事などがある昨今ではその皮肉がとても良い時期だったのかとも思います。


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葉月 陽
ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。