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楽天後払いをつかった嫌がらせ

度々私の記事に出てくる妻の職場からの情報です。

妻の務める店舗は楽天やAmazonでも出店しており、そのシステム絡みでたまに面白い話を聞かせてくれます。
その中で困った嫌がらせ行為が発覚したようです。
それは楽天後払いを利用したものでした。

まず嫌がらせをしたい相手(A)の住所、電話番号などを知っている必要があります。
それを使って楽天のアカウントを作成します。
メールアドレスはGmailやフリーメールを使えばアカウントは作れます。
そして支払い方法を「後払い」に設定します。

そして楽天市場のネットショップで買い物をするのですが、このとき商品の送付先をまた別の人(B)にします。
こうすることで、商品はB家に届き、請求書はA家に届き、自分はまったく関係なしに嫌がらせが出来るのです。

発覚はまず商品を送られたB家からの連絡からだそうです。

B「注文した覚えのない商品が届いたのだが、気持ちが悪いので返品したいが可能か?」

という電話があったそうです。
Bさんには送り主に心当たりがなく、気味が悪いとのことでした。

その数日後、今度はAさんから「見に覚えのない請求書が届いたのだが」と電話があったそうです。
それがBさんの注文番号と一致したので、この2件が結びついたとのこと。

対応した妻は、個人情報の事があり、商品を送られた先は教えられないが、先日見に覚えのない品が届いたと連絡があったことを説明したとのこと。
詳しく話を聞くと、ここのところ見に覚えのない請求書が何通も届いているらしく、楽天にも連絡は入れているらしいとのこと。

「そのまま支払いをしなければ、いずれその偽アカウントは凍結されることになるのであなたに実害はないと思うが、それよりも楽天のカスタマーに連絡して早くアカウントを凍結してもらったほうが良いでしょう」

妻はそう説明したそうだ。

一体誰が何の目的でこのような嫌がらせをしているのかわからない。
Aさんを陥れようとしているのか、それとも商品を送りつけられたという数人の中に犯人が紛れているのかもしれない。
それとも楽天自体を狙ったものかもしれない。
そして妻の務める店もその被害を受けるのだ。

これは立派な犯罪で、今はアクセス解析で個人が特定されるような時代だ。
思いつきの嫌がらせで、自分に犯罪歴がつくということを理解しておくべきだろうと思う。

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葉月 陽
ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。