見出し画像

勘違い

私の住んでいる地区では月曜日は可燃ごみの収集日です。
昨日も出社前に集積所にゴミを出しに行きました。
すると集積所の掃除をしていた御婦人に声をかけられました。

「そういうの、出さないでくれませんか?」

突然の言葉に「は?」としか返せませんでした。

「そういうの入れられても回収されないでしょ、フライパンとかねぇ…」

ますます言っていることがわかりません。

「フライパン、ですか…?」
「そうよ、ほら、ここに入れてるじゃない」

そう言って私のゴミ袋を指で押しました。
『ぐにゅっ!』
御婦人が押したフライパンとかおぼしきもは、彼女の指の力で潰れました。
それはコンビニ弁当のバスタの容器。
特にそれはグレーの塗装だったので、確かにゴミ袋の中にあるとフライパンに見えます。

「あら、ごめんなさい!」

御婦人すぐに間違いを謝罪してくれました。

この集積所ではそうでもないのですが、十数メートル離れた隣の集積所は無法地帯で、本来粗大ごみとして有料回収であるビデオデッキや掃除機やテレビが毎度のように放置されています。
それを危惧してのことだったのでしょう。

私は何年かに一度、自分で粗大ごみ処理施設に持ち込むようにしております。
予約申込が必要ですが、一回5品まで無料で引き取ってくれる制度が足立区にはあります。
隣の集積所を使っている皆さんも自治体のサービスを活用すれば……
いや、絶対に『面倒だから』とやらないだろうなぁ……

いいなと思ったら応援しよう!

葉月 陽
ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。