8インチ Windows10 Tabの受難
愛用していたSurface Duoがとうとう逝きました。
アップデートが入る度にバッテリーが勝手に落ちる頻度が上がり、先日のアップデートで遂に充電中も使えなくなりました。
自力でバッテリー交換をしようかとも考えましたが、色々調べたところ、そのプロさえ舌を巻く難易度に断念しました。
(交換用のバッテリーも約2万円と、結構高いですし……)
Surface Duoは読書用タブレット代わりだったので、ほかのタブレットを何にしようかと、手持ちをいろいろ引っ張り出しては試してみました。
その結果、せっかくなのでアウトラインエディタが使えるWindowsタブレットを持ち歩きたいと考えるようになりました。
ですが最近のタブレットは10インチ以上。
私の持っているWindowsタブレットもご多分に漏れず10インチ以上です。
気軽にカバンに入れるには8インチのタブレットが欲しいところです。
一応、8インチサイズはRaytrekという物を持っていますが、あれは起動の度に非常に待たされます。
山手線の上野~御徒町駅くらい待つので速攻性が低いです。
さすがお絵かき特化タブレットで、ちょこちょこ電源を入り切りするような使い方には向いていないようです。
というわけで別の8インチWinタブをヤフオクで手に入れました。
NEC Lavie tab PC-TW708CASです。
メモリ2G、ストレージ32GB、32ビット版Windows10という今ではかなりプアなスペック。
ネットブック時代はこんなのが結構ありましたね。
2014年製と9年前の品ですが、最近は8インチWindows10の新品はほぼないので仕方ありません。
その代わりで5000円ほどと安価で手に入れました。
到着後ざっと動作チェックし、前の所有者のアカウントを消すために初期化……
はい、到着後一時間でジャンク完成です!
え? 何のこと? と思われたでしょう。
そこでもう少し詳しく説明すると「再セットアップ時にタッチパネルが反応しません」でした。
まぁ、セットアップが終わったらドライバーが当たるだろうと物理キーボードにMicroUSBアダプタをつけて接続し、作業を続行。
ユーザー情報を登録してセットアップを進めましたが、やはりタッチパネルが反応しません。
それだけでなく回転センサーも効かず縦画面固定。
自動でドライバを拾ってくれないならNECのサポートページから自分でダウンロードしようと検索。
形式番号を入れてドライバーのページを開きます。
そしてそこで見つけたものに絶望しました。
……って、おいっ!
そしてそうなった時のためのドライバーは用意されていません。
サポートページをくまなく調べ、修理依頼しか公式の復帰手段がないことを知りました。
一万六千円~だそうです。
ふざけんな!
頭が沸騰しそうになり、その日は電源を落として寝ました。
翌日、同様のことをした人が情報を公開していないかと色々調べましたがなかなか見つかりません。
そのうちインテルのドライバセットを入れたら直ったという書き込みを発見。
検索文字列を変えて何とか復旧方法を書いている人を発見!
おお、あなたが神かっ!
どうやら別製品のドライバで普通に復旧できるようです。
そしてNECのサポートページにそのドライバーセットはありました。
だったらTW708のページにもリンク張っておけや、NEC!
というわけで、タッチパネルも回転センサーも動作して普通に使えるようになりました!
この文章も電車での移動中にタブレットのタッチパネルから入力しています。
とはいえ……
やっぱりBTキーでノートっぽく使うのがWindowsタブに向いた使い方だと思います。
SIMは無いし、バッテリー消耗は早めですが、それでもアウトラインエディタが使えるのはありがたいです。
そして暇なときは読書用にもなりますので、これを愛用していきたいと思います。
ただ……
う~ん、これも結構早めに交換することになるかも知れません……
ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。