リチウムイオンバッテリーの難しさ
世界的にEVシフト政策になっていますが、リチウムイオンバッテリーはかなり取り扱いが難しい電池です。
理由がセパレータ破損による発火。
先日もとても怖いニュースがありました。
上記はヒュンダイ車ですが、どのEVでもリチウムイオンバッテリーを搭載している場合はこのようなおそれがあります。
有名なテスラ車でも衝突による発火ですごい火災になったことがあります。
これを解消するためには、昔ながらの鉛蓄電池に戻すか、発火事故の起きにくい全固体電池の登場を待たねばなりません。
(全固体以外でも、セパレータが破損しない構造のリチウムイオンバッテリーの研究も行われているようですが……)
日本企業がEVに慎重すぎるのはこの安全性の問題が大きいのではないでしょうか?
日本企業が作る製品は過剰品質になりがちな傾向がありますので「万一、乗員が焼死するようなことは避けねば!」と安全マージンを必要以上に取って、コスト高や開発が終わらないなんてことになっているのかもしれません。
だから諸外国のような速度で充電させない。(※そもそも日本家庭の100V・1Aというのは諸外国比べても低電圧・定電流ですし速度が出来くいというのがありますけど)
そうなると利便性が低いのでみんなも手を出さない。
そのうちに安全性度外視の安い中華EVなどに市場を食い荒らされる。
そして一度安い金額で作られた市場は、それ以上のいくら安全性が高くても金額の高い商品に手を出さなくなる……まさに悪循環ですね。
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ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔……
ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。
デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。
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