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GoogleMapのナビについて

Androidスマートフォンには基本的にGoogle Mapが入っています。
カーナビ専用アプリではないので多機能ではありませんが、普通に道案内する分には十分です。
ですが先日Twitterで「Google Mapを信じた結果」というタイトルで無理やり階段を下る自動車の動画が上がっていました。

まぁ、海外の動画なので投稿者が勝手にタイトルを付けたのだと思いますが、コメントに「Google Mapあるある」「だから使ってない」「目的地が目の前なのにわざと遠回りを指示された」というものが多く散見されました。
確かにGoogle Mapは乗り換えと違って複数ルートを検索してくれず、道路の太い狭いに関係なく最短ルートを選ぶという癖があります。
なので幹線道路を離れて住宅街を突っ切ったりと一般的なカーナビがやらないことをやります。
ですがちゃんと目的地までは案内してくれますし、住宅街を走りたくないなら無視して進めばリルートしてくれます。
つまりは使う側の工夫でなんとでもなるわけです。

またコメントにあった不具合についても多くの場合、ユーザーの使い方のミスの場合があります。

検索のときに「自動車」「歩行者」「自転車」のナビモードがありますがこれを切り替えずに案内を始めると不適切な案内になるのは簡単に想像できます。
たとえば、普段徒歩で使っている人が車に乗ってナビさせようとしたときに切り替えを忘れると「一方通行無視」「階段を通らせようとする」「車が入れない場所を通らせようとする」ということになります。
逆に歩行者なのに自動車モードで案内させると向かって右側の店舗直前で右折進入禁止の道路だった場合、何度か左折して進行方向を合わせようとしたりします。

10数年前、まだGoogleMapナビのサービスが始まったばかりの頃、道路の情報が間違えていた時期もありました。
例えば4号線の足立区と草加市の境で、上りはオーバーパス、下りは下道という場所があるのですがここを下り方面に案内するとき必ずオーバーパスに入るように指示されていました。
入れば逆走、最悪の場合は事故になります。
今では修正されてこんな変な案内をされることはなくなりましたが、ひょっとするとこのような場所は全国にあり、ダメだった頃の記憶や修正が追いついていない場所で「GoogleMapは使えない」と言われているのかもしれません。

あと、個人的になんとかしてほしいと思うのが、目的地の駐車場に案内してくれないことがあること。
たとえば経験したことがあるのですが、東武動物公園まで案内してもらった時、なんと裏の方にある畦道に誘導されました。
駐車場は全く別の位置にありますが、どうやらそこに普段は使わない搬入用のゲートがあるようでした。
いつもの最短ルートだろうとすすだため、畦道を延々とバックすることになって大変でした。
せっかくの自動車モードなのだから、駐車場を案内してくれたほうが良かったのにと思いました。

何にしても単なるツール(道具)です。
最終的には使う人の判断に委ねられます。
私は自動車会社の純正カーナビを使っていた時代にもおかしい案内をされたことは何度もあるので、あくまでも「目安」として自己判断で運用するのが正しい使い方だと思います。

ちなみにナビを信じて交通違反をしても捕まるのは違反を実行した人間です。
「ナビの指示通りだ」と言っても警察は許してくれませんから!

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葉月 陽
ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。