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e-inkについて

一見するとモノクロ液晶のようだが、保持に電力を使わない「e-ink」という技術がある。
液晶には大きく3つの種類が存在し、それは
1)背面に発光体を起き、その光を阻害するシャッターの角度を変えることで色を表現する一般的な液晶技術。RGBの3色のシャッターを調整することでカラー表示ができる。
2)背面に発光体を持たず、RGBの素子そのものが発行する有機EL
3)極小のカプセルを磁力により表面に浮かせたり、背面に沈ませたりすることで表示するe-ink
になります。
このうちの3)は書き換え時にしか電力を使わないため、かなり省電力です。しかも薄く作れ、くっきりとした印字ができるのも特徴なのですが、磁化されたカプセルが残ってしまうという「残像現象」は切っても切れない課題です。
またそれ単体では発光していないため、表から光を当てなければ暗いところでは読めません。このあたりは紙に書かれた文字と同じです。
逆に画面が発光していないため、目に優しいという長所にもなります。

そういったことから電子書籍リーダーなどに採用されています。
最近ではこのe-inkもカラー化されてきて、手書きメモデバイスなどで利用されています。
「目に優しいe-inkは欲しいが、モノクロでは……」と難色を示していた人にも受け入れられそうです。

私もKindleを始め、いくつかのe-inkデバイスを持っています。今日はクラウドファンディングで手に入れたDASUNGのNot E−Readerを持ってきました。名前からして「E-Inkじゃない」という印象ですが、どうやら「電子Readerではない」という意味のようです。
一応Android端末なのですが、中国製なのでGoogle製のサービスは入っていません。
開発時には「Google Play Store対応」と書かれていたので出資したのですが、結局対応できておらず、「Google開発者サービス」を利用するアプリは全滅です。
アプリの入手はwebサービスでもあるAPKPureを利用することでなんとかしています。

これとBluetoothキーボードを使ってテキストを記録しているのですが、e-inkの書き換えの遅さなどはほとんど感じません。Pomera DM30に見られるもたつきは皆無です。(本当にどうしてDM30があれほど表示にもたつくのか謎で仕方ありません)
残像は一度表示したところにしか残らないため、テキストのように「空白を埋めていく」という表示の仕方ではあまり気になりません。スクロールしたときに残りますが、あまりに気になるときは「リフレッシュボタン」を押せば、残像は一掃されます。


ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。