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子どもに習い事をさせるメリット・デメリットは?人気の習い事も解説! 

「子どもに習い事をやらせたいけど、何にすべきか分からない」「せっかく習わせても、続けられるのかな。」と、たくさんの親が子どもの習い事で悩んでいるのではないでしょうか。

子どもには、たくさんの経験をして成長してもらいたいと思うものです。しかし、子どものやる気がないためすぐに辞めてしまったり、習っても効果がなかったりするとがっかりしてしまいます。

本記事では、習い事をさせるメリットや、人気の習い事についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

子供が習い事をするメリット


子供が習い事をするメリットは、3つあります。

視野が広がる

1つ目は、子どもの視野が広がることです。普段とは異なる環境での経験は、好奇心旺盛な子どもにとって良い刺激となります。新しいお友達や先生とのコミュニケーションの結果、より良い社交性を身に付けられるでしょう。

心と体の成長につながる

2つ目は、心身共に成長することです。自分がやりたいと感じてから始めることで、思い切り習い事に向き合います。レッスンやお稽古を通して、集中力や忍耐力を身に付けられることもあります。

自信をつけられる

3つ目は、子どもの自信がつくことです。練習を積み重ねることによって、できることが増えます。失敗や成功を繰り返し、達成感を得るようになるでしょう。また、試合や発表会を経験することも自信の獲得につながります。

子供が習い事をするデメリット


子供が習い事をするデメリットは、3つあります。

遊ぶ時間が減る

1つ目は、お友達と遊ぶ時間が減ることです。今までは、自由に遊んでいた時間に遊べなくなってしまいます。また、一人遊びが好きな子どもにとっても自分で気ままに過ごせる時間が減ることになります。

送迎の負担が発生する

2つ目は、親が送迎しなくてはならないことです。近い距離の送迎だとしても、親にとって毎週の送迎は意外と負担になります。そのため、送迎バスがある習い事がおすすめです。

出費がかさむ

3つ目は、出費がかさむことです。習い事は、定期的にかかる月謝の他に、ユニフォーム代や空調費、楽譜、遠征費、合宿費など、想定外のお金がかかる場合があります。

年齢が上がるにつれて、月謝が上がるケースも多いです。どのような料金体系か、月謝以外にどんな費用がかかるのか、事前に確認しておきましょう。

習い事をするおすすめのタイミング


2022年の調査によると、3歳~5歳に始める家庭が6割です。理由として挙げらているものは、「子どもが希望したから」(67.5%)、「体力づくりや運動能力の向上になるから」(53.1%)などです。0歳から始める場合もありますが、幼児期が多いと言えます。

幼児期は、保育園や幼稚園に入園するため親から離れる時間が増えます。そこで親と別々に過ごせるようになるため、このタイミングで習い事を始める人が多いのです。また、保育園や幼稚園のお友達につられて習い事を始める子もいます。ただし、子どもの発達状況や家庭環境によって、適切なタイミングは異なります。


また、小学生から始めるのが遅いという訳でもありません。大切なのは、子どもが「やりたい!」という気持ちです。各家庭に合った時期に習い事を始めましょう。

子どもにおすすめの習い事は?

どのような習い事が人気なのか、人気の高いものやおすすめをご紹介します。「習い事と言えば、これ!」という定番もあれば、意外な習い事もあるでしょう。


習い事選びの参考にしてください。

スイミング


習い事で非常に人気が高いのが、スイミングです。水泳は、子どもも大人も同様に、体に過度な負担がかからずに体力作りができます。小学校の授業で水泳を学びますが、授業だけでは泳げるようにはならない子供も多いです。そのため、水難事故を防ぐためにもスイミングを始めさせる人がたくさんいます。また、スポーツの習い事の中で、洗濯が楽であることも、人気の習い事となっています。


「喘息や気管支炎などの病気の治療としても効果的」という理由で始める方もいますが、実際には予防効果や治療効果はないとされています。とはいえ、水泳中の息継ぎにより心肺機能を向上させるため、症状がある人でも取り組みやすいスポーツです。スイミングをすることによって症状が改善するとは限らないので、安易な情報を鵜呑みにしないように、注意しましょう。

ピアノ


「音楽が好き」「音感を身に付けて欲しい」などの理由から、習い事として人気です。ピアノは、毎日の練習により技術が向上するため、忍耐力や集中力が身に付きます。


曲を覚える必要があるため、記憶力の向上にも効果があります。医学や脳科学の分野からも、子どもにとって最初の習い事はピアノが最適だと指摘する専門家がいます。


ピアノの演奏は楽譜を覚え、両手それぞれで別々の指の動きをします。この複雑性が、脳にポジティブな影響を与えると言われています。


ただし、幼い頃ピアノを習っていたけど、練習が嫌になって辞めた経験を持つ親も多いのではないでしょうか。どのようにしたら子どもが楽しく続けられるのか、子どものやる気を引き出すにはどうしたらいいのか、考える必要があります。

英会話


2020年から小学校で英語教育が積極的に行われるようになり、小学校3年生から英会話導入が始まりました。親世代は、知識として英語を覚えたものの話せないという人も多いです。しかし今後は、「英語を話せるのが当たり前」となるため、早い段階から英会話を習う子どもが増えています。


人間の耳は、3歳~7歳ころにほぼ完成すると言われています。この幼少期に英語を学ぶと、「英語耳」や「英語脳」を身に付けやすいです。「RとLの違い」や「thの発音」など、日本語にはない発音も聞き取りや発音できるようになると言われています。


日本人に苦手な「自分の意見を伝える」というレッスンも行うため、コミュニケーション力も高まるのです。楽しみながら英語を学ぶことで、英語への苦手意識が根付きにくいでしょう。


しかし、週1のレッスンでしか英語を話さない場合は、英会話がなかなか身に付きません。習い事がある日以外でも、毎日自宅で継続的に取り組む必要があり、本格的に話せるようにするためには親のサポートが欠かせないことを理解しましょう。


また、あまりにも日常的に英語を使っていると、日本語も英語も基礎的な日常会話レベルしか習得できない恐れがあります。学習方法やバランスには気をつけることが必要です。

プログラミング


2020年度から、小学校でプログラミング教育が始まりました。親世代にはなかったプログラミングの授業に対応するために、習い事に通う人が年々増えています。


プログラミングを習うと、ITスキルが身に付きます。今以上に加速するデジタル化に向けて、必要な技術です。遊びを通してプログラミングを学び、楽しみながら取り組むことで、苦手意識が小さくなります。


論理的思考能力も身に付くことで、頭の中で話す内容を整理することができるようになります。他の人の考えも把握しやすくなるため、想像力や読解力、コミュニケーション力の向上にもつながることでしょう。


しかし、プログラミングを学ぶ教室は地域差があり、自宅の近くにない可能性があります。遠方まで通う負担が大きいため、諦める方も少なくありません。教室がない場合は、オンラインレッスンを候補に入れましょう。オンラインレッスンでプログラミングを学ぶことができます。


プログラミングを学ぶのに欠かせないのが、パソコンです。回線が遅かったり、パソコンのスペックが低かったりすると、しっかりと学べない可能性があります。通信環境をしっかりと準備しましょう。

スポーツ


習い事として、スポーツを選ぶ方が多いです。以前に比べて、現代の子どもたちは外で遊ぶことが減ったと言われています。その結果、基礎体力が減り、骨折しやすくなっています。


基礎体力を身に付け、骨作りに大切なのが、日光を浴びて運動をすることや、十分な睡眠です。骨が育つのは20歳ごろまでなので、子供のうちから体を動かすことで健康増進効果が期待できます。


楽しく運動をするために、サッカーやバスケ、体操、バレエなどがよく選ばれます。団体スポーツならチームワークの大切さを学べ、幼い頃から人と同じ目標に向かって努力する経験を積むことで、大人になってからの社会生活にも役立つでしょう。また、スポーツを通して人間関係を構築したり、判断力を鍛えることにもつながります。しかし、どのようなスポーツでも、怪我をする危険性はあります。また、練習がきついと精神的な負担が増えてしまう可能性があります。日々、子どもの様子を確認するようにしましょう。

まとめ


習い事には、メリットもデメリットもあることを解説しました。まずは、子ども自身が楽しく学べる習い事は何か、家庭に負担のない習い事は何かを考えましょう。環境を整えることも必要です。


たとえ、嫌になって辞めてしまったとしても、子どもを責めないようにしましょう。無駄な経験は1つもありません。「子どもに合わなかった」ということが分かっただけでも1つの発見です。

いろんな経験をさせて、子どもの成長につながるよう、親はサポートをしていきましょう。

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