2022-2023道営POG指名馬③
2022年のホッカイドウ競馬開幕から5週間。
ようやく道営POGの指名理由の最終回です。
⑧
父:ラブリーデイ
母:スアデラ
生産牧場:社台ファーム
馬主:吉田照哉
馬名/性別:ラブリービュー・牡
厩舎:堂山
母と同じ社台の地方競馬オーナーズの所有馬で、習志野きらっとスプリントを勝ったスアデラの初仔になります。
現役時代にPOGで指名していて種牡馬になった馬というのはルーラーシップ・ミッキーアイル・ドゥラメンテ、そしてラブリーデイなのですが、その中でもラブリーデイには種牡馬として成功してほしいという思いが強いのです。
もちろん前述3頭に比べると種牡馬としてのポジションが危ういというのはありますが、10月末の時点ではほぼ手中に収めたハズの年度代表馬の座をたった3週間でモーリスに奪われたのが本当に悔しくて、モーリス以上とは言わないけど、後継種牡馬が出るぐらいの活躍はしてほしくて、それでラブリーデイ産駒をあちこちのPOGで指名しているのはあります。
話を戻しますけどね、ラブリーデイが秋の天皇賞を勝った時に夕焼けに染まる富士山を見ながら
「年間重賞6勝でGⅠ2勝、年度代表馬は決まった」と思ってよくここまで成長したと、天皇賞の馬券は右に置いて悦に入っていました。
(天皇賞の馬券は2着抜け。でも中山金杯と宝塚記念で大きく勝ったのでそれで十分w)
それがマイルチャンピオンシップから香港マイルのたった3週間で、1年かけて積み上げてきたものが瓦解するなんてゆめにも思っていなかったので、香港国際競走の中継が流れる中山競馬場のパドックで悔し涙を流したことを今でも覚えています。
モーリスの表彰式で聞いた、あんなにも悲しくて聞きたくない君が代は後にも先にもないです。
血統的なことを言えば、ラブリーデイ産駒からは昨シーズンはプライルードが活躍しているので、繁殖の質が決して高いとは言えないラブリーデイですが、やはり社台グループの牝馬であればそれなりに活躍が見込めそうです。
なので母が南関東の重賞勝ち馬というのは好条件ですし、スピードのあるところを見せてほしいという期待での指名です。
⑨
父:キンシャサノキセキ
母:ミラグレ
生産牧場:追分ファーム
馬主:吉田晴哉
馬名/性別:ファゼドール・牝
厩舎:田中淳
続いては今日のフレッシュチャレンジでデビューするファゼドールです。
当初は同じキンシャサノキセキ産駒で、昨日のアタックチャレンジを勝ったラビュリントスを指名しようと思っていたんですよ。
キャロット×新冠橋本牧場はエプソムCと京都金杯を勝ったザダルと同じなので、プロフィール的には強い要素はありました。
ただラビュリントスが420kgぐらいなのを見た時に、単純にファゼドールの方がサイズがあることと、新冠橋本牧場生産のラドラーダにも関心があったので、ラビュリントスを諦めれば両方指名できると思ったことでファゼドールの指名に傾きました。
なので気持ちの上では、ファゼドールとラビアータでワンペアぐらいに思っていたのですが、まさか同じフレッシュチャレンジでデビューするなんて…(苦笑)
⑩
父:トゥザワールド
母:ライクザウインド
生産牧場:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
馬名/性別:エオリエンヌ/牝
厩舎:田中淳
ルール上は同一馬主の指名については可能ではありますが、上記の件でキャロットファームの馬を“手放す”形になったので補填した格好になったのがこの馬。
道営POGのリスト作成時点では道営デビューが確定していなかったので迷っていたのですが、どうやら田中淳厩舎に入ることで間違いないというところまで見えたので指名に踏み切りました。
血統的には半姉のフランジヴェントをPOGで指名していたので、それで気にはなっていたのですけど、なんといっても祖母がウインドインハーヘアという点に尽きますね。
芝OKどころかむしろ芝向きのプロフィールの本馬が道営デビューということは盛岡の芝とかも頭にあるのかな~との読みはあります。
5月2日の能検に合格してデビューもそこまでのようなので、諸事情により6月8日以降のデビューを期待しています。
ようやく10頭の紹介が終わりました。
過去4シーズン、一度たりとも指名の全10頭がキレイに道営デビューを果たしたことはありません。
なので、とにかく今シーズンは全10頭が道営デビューを果たせることを願ってはやみません。
順位云々の話はその後です。