【モデル紹介】 TRYシリーズ:22A
【主な仕様】
・ドライバ構成:BAドライバ x3基(片側)
Low-Mid : Sonion 1700 x1BA
High : Sonion E50 x2BA
・音圧感度:(未測定)dB SPL/mW@1kHz
・インピーダンス:(未測定)Ω@1kHz
【モデルの特徴】
(1) TRYシリーズ第一弾、MYLESTONEの源流
トライしやすい価格、実験的デザインや機構へのトライがコンセプトのTRYシリーズ。第一弾の22AはMYLESTONE開発時の試験機を出発点とし、再チューニングを行ったモデルです。MYLESTONEの源流とも言えるモデルになっており、Y EARSモデルの土台にあるサウンドを比較的お手頃に体感していただけると思います。
(2) ユニバーサルIEM/カスタムIEMの両方をラインナップ
ユニバーサルIEMとカスタムIEMの両仕様をラインナップしており、お好みに合わせてご選択いただけます。(ユニバーサルIEMは仕様固定:クリア or クリアブラック、2PINコネクタ、印字ロゴカラーはゴールド。)
(3) 限定デザインオプション:SHELL CODEを選択可能
新デザインのトライとして、22AのカスタムIEMモデル限定で有償デザインオプション:SHELL CODEをご用意しています。螺鈿加工によるデザインで、デジタル設計したパターンに合わせて天然貝の素材を1枚ずつ切り出し・配置を行っています。
【開発後記】
(1) TRYシリーズについて
トライしやすい価格、実験的デザインや機構へのトライをコンセプトとし、TRYシリーズを設定しました。モデル名の22AはTRYシリーズ2022年の1番目(=A)を意味します。(22Bどころか23Aも作れませんでしたが、、)
各モデルの開発時には、様々な知見や最終仕様の元になる基礎設計などが必ず生じます。それらをベースにすることで比較的低いチューニングコストで新規モデルを構築することが可能です。
デザインに関しても加工難度や素材の入手性という面で正式採用を決め切れないものが多々あります。
これらを眠らせておくのは勿体無いと考えており、TRYシリーズという場で今後も展開を予定しています。基本的にはユニバーサルIEM&カスタムIEMの両タイプを用意するので、お好みに合わせて選んでいただくことが可能です。ぜひお試しいただけると幸いです。
(2) 音質設計について
本記事冒頭にも記載しましたが、TRY(22A)はMYLESTONE開発時の試験機が出発点になっています。ドライバ構成で言えばMYLESTONEの中域・高域ドライバと同型ドライバを搭載しています。
とはいえ単なる下位モデルとならないように、MYLESTONE完成後の視点でチューニングを再度実施しています。帯域バランスはよりフラットに寄せており、他モデルと十分に使い分けできるモデルに仕上がっていると考えています。
装着タイプの差異を考慮し、ユニバーサルIEMとカスタムIEMとではわずかにチューニング仕様を変えています。デモ機はユニバーサルIEMですが、カスタムIEMでご依頼いただいてもそれほど違和感なくご利用いただけるのではないかと考えています。
(3) 限定デザインオプション:SHELL CODE
デザイン面でのトライとして、22A限定のデザインオプション:SHELL CODEを設定しました。パターンを彫り込んだフェイスプレートの3Dデータを作成・出力し、手作業で切り出した天然貝の素材を1枚ずつ配置していきます。細かいものは1辺1mmに満たないサイズです。デジタル設計による整然としたパターン配置と、手作業による細かな加工の融合によって製作されるデザインです。縁の部分もフェイスプレートの形状に追従させているのがポイントです。
ちなみにオプション名が示す通り、パターン配置には意味があります。
【作例紹介】
【レビュー紹介】
皆様からいただいたレビューをご紹介します。