妖怪展
神田明神の資料館で、「妖怪展」が開かれていたので、行ってきました。
始めに、『古事記』の写本と風土記の解説が置いてありまして、その頃から妖怪は書かれているんですよ。というスタート。
そうなんですよ。
私の興味も、そこからスタートしているんです。
古い書物に書かれた、妖怪や幽霊の存在。
科学が発展していない中、その時代では説明のしようがないもの(物理的、気象学的な現象や感染症)も、妖怪として描かれていたと思われる。との解説もありました。
理解できないもの、目に見えないものは怖いものね。
次は妖怪と幽霊について、どう分類されてきたか。
有名どころの民俗学者の分類が表になっていて、わかりやすかったです。
意外なことに、民俗学者によって微妙に分類が違い、そこにおもしろさを感じました。
おもしろいわー!
そして神社の三ノ宮に祀られている、平将門さまの特集。
なぜか妖怪の行列・百鬼夜行と一緒に行列してしまっている絵や、何かと小説や物語、漫画の題材で怨霊として描かれがち。というお話でした。
将門の乱の絵も展示されていました。
首が京都から東へ飛んでいった話も有名で、色々なわくわくしてしまうストーリーに使われていて、将門さまの武勇伝に魅力があるんだろうなと思います。
そして「鬼とは何か」のコーナー。
平安時代の書物に「鬼」はやたら出てくるわけで、私も短大の頃はこのテーマを結構読んでいたので、懐かしいわーと思いながら、酒呑童子の物語の展示を眺めつつ、最後は能楽や歌舞伎に登場する妖怪のお話や絵に進む。
舞台に妖怪が出てくると盛り上がりますよね。
だいたいが退治されちゃいますけどね。
小さい場所ながら、私自身はかなり満喫しました。
一応、七五三をこちらでやったってだけですが、ご縁はある神社なので、時々行きたいと思います。
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