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ゆうめい『俺』の今まで(初演記録映像付き)&完全解説

ゆうめい とは?

ゆうめいについては下記URLからご覧ください。
https://www.yu-mei.com/about

『俺』とは?

ゆうめいの初公演であり、初演は2015年(新宿眼科画廊スペースO)、再演は2017年(RAFT)、再再演は2020年(こまばアゴラ劇場)と今まで三回上演しています。

再再演『俺』へのレビューをぜんざい Ltd.様よりいただきました。
こちらも是非ともお読みいただけますと幸いです。
ゆうめい『ゆうめいの座標軸』「俺」雑感 ~物語化できない人生を歩む人々~
ぜんざい Ltd.様、誠にありがとうございます。
そして携帯に関しては…すみません!

初演と再演は二人芝居。ギャラリーという小さな空間を生かし音響・照明・映像を出演する俳優二人によって同時進行する演出で好評を集めました。

上演を繰り返すことによってブラッシュアップし続け、再再演では田中祐希による一人芝居として再構築され、上演中に「斎藤さん」というアプリを使用し劇場から不特定多数の人々へ生配信を行いました。
劇中で常に田中が使用するスマートフォン(演出の池田 亮が日常で使用しているもの)の画面をミラーリングしながら観客に提示することにより、劇世界と現実世界とを行き来する新たな作品として生まれ変わりました。

そして2020年4月、ペリスコープという配信アプリを使用し、リモート演出によって田中祐希の自宅で一人芝居を行います。
実生活と劇生活の境界を曖昧にしながら更に未知なる物語の世界へと変貌していく今後をご期待ください。

このページでは『俺』という作品がどのように出来上がっていったのかを、作者である自分、池田の視点と体験を踏まえて解説していきます。

(文:池田 亮)

1 ゆうめいで物語を書くことになった経緯

ゆうめいを立ち上げ『俺』という作品を上演するにあたって、自分がどういった人かという紹介文を2015年に書いていました。
公開せずに当時から封印しており、今読むと恥ずかしいのですが、以下公開します。

※自分が物語を書くことになった経緯を長々と中学生ぐらいから結構遡っているので、『俺』という作品に関する解説は2 『俺』の基となる体験からお読みください。

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