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【麻雀】点差の考え方

★はじめに

麻雀の所作のことを書いていくと言ったな?

🙇‍♂️💦

所作はまた次回書きます🥳
今回は友人からのリクエストがあり、かつ以下のXでのアンケート結果も踏まえまして、本項では「点差」について書いていきます✍️

点差についてということは、ズバリその点差をまくるため、つまりは勝つための思考というわけです🤔💭
麻雀には色々な楽しみ方があると思っていて、超ザックリと二つにクラスタ分けするとすれば、エンジョイ勢とガチ勢という分類があると思います。本項は後者のガチ勢向けの内容を想定していて、俺はガチだよ!とか、ガチで頑張ってやっていきたい!みたいな方へ向けた記事です📣
具体的には、点数計算がなんとなくでも良いので出来ること、あるいは点数計算をマスターしようと今まさに努力されていることを前提としますので、ご了承ください🙇‍♂️

★点差変動のパターン

さて、本題に入っていきます。どんな時に他家との点差が変動(広がる・縮まる)するか。それは以下の通り大きくわけて3パターンあります🍡

①自家の和了発生(メインコンテンツ)
②他家の和了発生
(サブコンテンツ)
③テンパイ料、供託、n本場
(余談)

()内の補足内容の通りのボリューム感です。③の供託や本場については一番最後に触れます。①や②の段階では便宜上一旦考慮しないものとします。それでは一つずつ見ていきましょう。

★自家の和了発生

自家(自分)が和了をして加点すれば、その分だけ他家との点差もダイレクトに変動します。当たり前の話です😂それではツモの場合、ロンの場合、それぞれ見ていきましょう。

●自家ツモ和了
このロジックが、一度覚えてしまえば簡単なものの、なかなか分かりづらいという方も多いのではないでしょうか。前述のボリューミー宣言の中でも最も分厚いところです。じっくりと解説していきます。

【基本】
点差変動=自家の収入点数+対象者の支払点数

これ以上もこれ以下もないんですけど、「収入点数」というのが実は厄介です。
「リーチツモピンフ!子!」→700.1300は丸暗記しているので呼吸をするのと同じようにすぐにわかるよって方も多いと思います🙋‍♂️
一方で、700.1300の結果、全部で2700点の収入でした!ってことについては、暗算すればもちろんわかることですけど、丸暗記しているツモ点数申告と同じスピード感でわかる方となると、多少は少なくなるのかなと思います🤯申告する機会のない点数ですから、関わりもほとんどないため当然ですね😅
ツモ時の収入点数も丸暗記しましょうね、そこに親か子の支払いを足しましょうねで点差の話を終わらせてもいいんですが、それだけではノウハウが定着しづらいのが人間の頭脳です🧠💦色々な切り口から見ていきましょう。

【456(シゴロ)法則】
※同内容を他で見聞きしたことはなく、私が本法則の始祖である可能性があります😎✨

・自家が親→子の支払点数の4倍点差変動
・自家が子→対子は子の支払い点数の5倍点差変動(※)
・自家が子→対親は子の支払い点数の6倍点差変動(※)
(※は端数切り上げによる一部例外あり)

頭の中で
ツモ収入点数をX、Cを子の支払点数、Pを親の支払点数とする(以降同様)と、子のツモ和了の場合は
X=2C+P
となり、対親はX+P、対子ならX+C🧐💭
みたいなことをせず、もっと直感的に計算する、それが上記456の法則です🤓✨

(例)
4→4000オールツモったら4000×4=16000点の点差変動が他家に発生。
5→2000.4000ツモったら2000×5=10000点の点差変動が対子で発生。
6→2000.4000ツモったら2000×6=12000点の点差変動が対親で発生。

5と6に係る例外、"※は端数切り上げによる一部例外あり"とはどんな時でしょうか。数学が得意だったり察しが良かったりする方はお気付きかも知れませんが、通常はP=2Cとなるところを、その法則が崩れてP=2C-100
となっているパターンのツモ和了時
です。具体的には以下の通り。

300.500 (30符1翻)
400.700 (40符1翻)
700.1300 (20符3翻・40符2翻)
800.1500 (90符1翻)※
1200.2300 (70符1翻)※
1500.2900 (90符2翻)※
※はあまり発生しないので気にしなくてOK🙆‍♂️

(例)
5→700.1300ツモったら700×5-100=3400点の点差変動が対子で発生。(5C-100)
6→700.1300ツモったら700×6-200=4000点の点差変動が対親で発生。(6C-200)

割り切れない端数分を対子は100、対親で200引き算するわけです。親のツモ和了は一律4倍で大丈夫🙆以上が456法則です。
この456法則を使うと、n点差の時の逆転ツモ和了条件が逆算的にわかります。

・自家が親→対象者との点差を4で割る
・自家が子→対象者(子)との点差を5で割る
・自家が子→対象者(親)との点差を6で割る

上記にて出てきた数値が子の支払点数(仮)です💰(仮)の点数をピッタリ満たすツモ和了をすると同点に並ぶわけですから、逆転をするためには(仮)を超えるツモ和了が必要です

(例)ライバルと8800点差
・自家が親→8800÷4=2200
👉2300オール(現実的には2600オール)条件

・自家が子で対象者(子)→8800÷5=1760
👉1800.3600(現実的には2000.4000)条件

自家が子で対象者(親)→8800÷6=1466
👉1500.2900(現実的には1600.3200)条件

上記の様に、ミニマム条件がテンパネしまくりでマニアックな場合は、手役を狙って翻数をあげる方がむしろ現実的だったりします💡
逆転条件を調べるには、456法則に基づいて割り算をすれば良いということまでわかりましたね😳✨ここまででも既に割と有益情報な気がしますが、まだ終わらせないのが私のnoteです😎徹底的にいきます❣️
456の法則は一部例外があるものの、456の掛け算割り算という、直感的にわかりやすい切り口であっだと思います。ただし、-100とか-200とか、対子対親とか少しややこしいかも?🥵なのでまた別の切り口を示します。

【CP法則】
Cを子の支払点数、Pを親の支払点数とする(以降同様)

・自家が親→4Cの点差変動
・自家が子→対子は3C+Pの点差変動
・自家が子→対親は2(C+P)の点差変動
※456法則の例外時引き算を不要としたパターン

(例)700.1300ツモ時
対子→700×3+1300=3400点の点差変動
対親→(700+1300)×2=4000点の点差変動

公式がややこしいですが456法則と99%同じことを示しています。例外引き算の有無だけの差です。
何が刺さるかは人次第です。どんな事でもこうして色々な切り口から物事を考えてみると、砂山に掘るトンネルの様に少しずつ繋がっていって、最終的には開通=完全理解となると思っています
あとは最後に示すべき切り口として、収入点数の丸暗記が残っていますが、こちらは余力とやる気のある人だけ覚えてください😅子の70符2翻ツモの収入点数4700を暗算無しで即答出来るのは麻雀プロでも極々一部少数のオタク(褒め言葉)だけでしょうし、正直あまり有用な知識ではありませんが、極稀に役に立ったり、マウントを取ることができたりするかも知れません😤
長くなりましたね💦ここまでが自家和了発生のツモ編でした。次は自家和了発生のロン編です。次項以降は比較的にすぐ終わります、よろしければもう少し我慢して読んでいってください🙇‍♂️

●自家ロン和了
単純です。
・非対象者からのロン→収入点数のみ点差変動
・対象者からのロン→収入点数の2倍の点差変動
以上👏ツモ編の1/10くらいのボリュームでしょうか😅対象者からのロン、いわゆるデバサイは2倍づけです🔥対象者からの直撃ロンによる逆転条件は、対象者との点差を2で割って、必要な支払点数(仮)を算出して、具体的な条件を算出します💭

(例)トップ目ライバル親と3900点差の二位
3900÷6=650→700.1300ツモ条件
3900÷2=1950→2000直撃条件
上記を満たすような手作り(この場合は例えばリーチピンフがジャストフィット)ができれば逆転の可能性もかなりアップします⤴️

ここまでが自家の和了による点差変動でした。続いて他家の和了編です👉

★他家の和了発生

こちらもすぐ終わります😅点数状況上のライバルの和了については、前項の自家の和了発生と同様に考えてください🙇‍♂️考慮すべきは、いわゆる"脇"(点数状況で現状はライバル視していない人)の和了です。以下いずれのケースでも、脇が今回の加点の結果で自家とライバルの着争いに参戦してくる可能性があることには留意しましょう。

●脇のツモ和了
・脇が親→ライバルとの点差変動無し。
・脇が子→ライバルまたは自家が親の場合、親被りによる点差変動あり(P-C)。ライバルも自家も子なら点差変動無し。
親被りによる利益・不利益が発生する可能性がある
ということです😲

●脇のロン和了
ライバルまたは自家の放銃で収入点数のみ点差変動
・脇の放銃は点差変動無し
以上です。親被りによる点差変動の有無に注目するくらいで良さそうですね👀✨それではラストです。

★テンパイ料、供託、n本場

これもあっという間に終わりますよ🙋‍♂️最後、見ていきましょう。

●テンパイ料
シンプルに以下2パターンです✌️
・一人テンパイまたは一人ノーテンで他家と4000点の点差変動
・二人テンパイ時にテンパイノーテンで3000点の点差変動
この点差変動は大きいですよね😳💦

●供託
もっとシンプルです。既に我が手中にあるものとして、ポジティブシンキングします😁

(例)トップ目ライバル子と8700点差の二着目親
8700÷4=2175→実質2600オールツモ条件
8700÷2=4350→実質4800直撃条件

⚠️ここで脇からリーチがかかりました!
👉7700点差になったと皮算用します😽
7700÷4=1925→2000オールツモOKに緩和🙆‍♂️
7700÷2=3850→3900直撃OKに緩和🙆‍♂️

⚠️さらにライバルからもリーチがかかりました!
👉5700点差になりました(もはや断定)😤
ライバルからの供託は直撃同様に倍づけ計上
5700÷4=1425→1600オールツモOK🙆‍♂️🙆‍♀️
5700÷2=2850→2900直撃OK🙆‍♂️🙆‍♀️

このように、供託は回収する前提で計算します。このポジティブシンキングがスムーズになってくると、逆に自家が追われる立場のときに、リーチをかけることでどれくらい相手に塩を贈ることになるのか、あるいはリーチをした方が逆転リスクも低いために効果的となる見込みなのかが明確にわかるようになってきます😳✨

●n本場
これは456法則やCP法則に組み込めたらよかったのですが、ちょっと無理なので供託同様に後付けボーナス的に別立てで計上します。ツモとロン、以下2パターンです。
・ツモ和了で400nの点差変動追加(300nの収入+100nの支払)
・ロン直撃で600nの点差変動追加(300nの直撃で倍付け)

(例)親がライバルで2000.4000の3本場ツモ
2000×6+400×3=13200点の点差変動

(例)ライバルに3900の4本場直撃
3900×2+600×4=10200点の点差変動
※3900は5100の直撃だから倍付け10200でも🙆‍♀️

条件計算をするときは現状の点差から400nや600nを真っ先に引き算します
⚠️本場加点は親子均等につき、456法則やCP法則と一緒に計算するとズレるので注意⚠️

(例)トップ目ライバル子と8700点差の二着目親
※オーラス2本場とします
ツモは、8700-400×2=7900
7900÷4=1975
👉2000オールツモOK🙆‍♂️
直撃は、8700-600×2=7500
7500÷2=3750
👉3900直撃OK🙆‍♂️
※8700÷2=4350
4350-300×2=3750と求めても🙆‍♀️

⚠️ここでライバルからリーチがかかりました!
ツモは、8700-400×2-2000=5900
5900÷4=1475
👉1600オールツモOK🙆‍♂️🙆‍♀️
直撃は8700-600×2-2000=5500
5500÷2=2750
👉2900直撃OK🙆‍♂️🙆‍♀️

正直、本場や供託が絡むとややこしいですけど、こんな感じで計算しています。慣れてくるとすぐわかるようになります💪

★最後に

長かったですね😂点差に係るロジックは以上です。逆にこの5000文字を極めさえすれば、点差の考え方に関してあなたもプロ級ということです😎✨
ただし、読んでみて「はいそうですか🙋‍♂️」ってすぐ全部理解できる人はいないと思います😅トライアンドエラーです。実戦の緊張の中で繰り返し練習して、モノにしていくわけです🔥
慣れてくると、オーラスにこういう条件を残したいから、オーラスに向けてこういうペースで加点をしていきたい!等、オーラスでの局地的な逆転戦術だけでなく、大局観にも深みが出てゲーム回しも効果的に考えられる様になります😼
また、一生懸命条件計算したつもりが実は計算を間違えていて逆転できなかった、なんてこともあるかと思います😱けど、氏ぬわけでもなし、いいじゃないですか🥳なぜ間違えたのか、どうしたら再発防止できるのかを次回以降に活かして絶好の成長の機会としましょう👍そもそもツカなければ和了できないわけで、運が無ければ逆転も何もありません。大事なのは、逆転成否の結果ではなく、何をどういう風に考えたのか、その思考プロセスです🧠確からしいプロセスの積み重ねが期待値であり、その行き着く先が"プロ級のウデマエ"です😤😤😤

長文ご清覧、ありがとうございました🙇‍♂️


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