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昔のデータ記録メディア―MO

 1990年代あたりから2000年代にかけ、MOという記録メディアが存在していました。

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 MOとは、Magneto-Opticalの略称で、光(Optical)と磁気(Magneto)を利用してデータの読み書きを行うメディアのことを指します(ここでいう光はレーザー光のこと)。

 MOのディスクサイズは複数存在しますが、PCで主流となったのは、3.5インチサイズのディスク(写真)です。

 30年前に登場したMD(ミニディスク)と同様に、ディスクがカートリッジに収められた構造となっています。「MDを一回り大きくしたディスク」と言っていいと思います。

 記録可能なデータ容量は当然のごとくフロッピーディスクよりも大きく、最大で2.3GBのデータを記録できるディスクもありました(写真は640MBのディスク)。
 尚、フロッピーディスクと同様、初回使用時はフォーマット(初期化)が必要です(こちらもWindows用などフォーマット済みのディスクが販売されていました)。

 私はUSB接続の外付けMOドライブが登場してから記録メディアの1つとしてMOを使用していました。フロッピーディスクの感覚で使うことができ、多くのデータが保存できるので大変重宝しました。

 MOの後に、DVD-R、外付けポータブルハードディスク(HDD)、USBメモリなど、2.3GBを超えるデータ容量を記録できるメディアが次々と登場し、MOは思ったほど普及せずに衰退の一途を辿りました・・・。

 私見ですが、MOが持ち運び可能な記録メディアの大容量化の始まりであったのかもしれません。

<追記>
 写真のMOは自宅に保管しているものです。
 尚、MOに保存していたデータは、MOドライブが新しいOSで使えなくなる前に一部を除きCD-RやDVD-Rにコピーしました(MOドライブが接続可能な古いOSのPCと外付けHDD経由で)。

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