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最近聞かれなくなった「不快指数」
連日厳しい残暑が継続しています。それと共に、熱中症リスクが高い状態も継続しています。
暑い時期に熱中症リスクの度合いを判断する指標として、「暑さ指数」又は「WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)」という言葉がしばしば登場します。
暑さ指数(WBGT)(湿球黒球温度)について↓
さて、暑い時期に聞かれる「暑さ指数(WGBT)」の影で、最近聞かれなくなったのが、「不快指数」という言葉です。
不快指数は、高温多湿時に人が不快感を感じる蒸し暑さを表す指標です。
不快指数について↓
「熱中症」という言葉が浸透する前は、暑さの指標で「不快指数」という言葉がしばしば登場していました。
不快指数は、指数80以上で全員が不快に感じる暑さであるとされています。
例えば、気温35℃、湿度65%における不快指数は87となり、全員が不快に感じる暑さとなります。
ここで上記と同じ温度と湿度で暑さ指数を調べてみると、暑さ指数は31℃。暑さ指数は31℃以上で熱中症危険レベルとされており、不快指数が高ければ、当然のごとく熱中症リスクが高いということが確認できます。
暑さ指数の浸透で存在が薄れている感がある不快指数ですが、現在も天気のサイトなどで不快指数が発表されています。
関連サイト↓
不快指数も暑さ指数も熱中症リスクの高さを確認する目安の1つとなります。これらの情報も留意して引き続き熱中症対策を行っていきましょう。
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40℃超えの灼熱の都市(Adobe Expressで作成)