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伊豆半島を堪能する歩き旅7泊8日〜5日目(1/2)〜
5日目も2部構成で。
キャンプ適地を見つけ、
地元の食堂で腹が膨れた3人。
ああだこうだやりながら寝床を作って眠りについた。
〜海と街セクションを歩く〜
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四足歩行で出てくる
前夜、暗くなるのを待って設営をした。
A氏はツェルト初なので、"ツェルトマスター"T氏に指導を受けながら張っている。綺麗に張れたようだ。
T氏はなにかあった模様。…しびれゔぁ?
向かいの海は一晩中船が動いている。
3時過ぎになると釣り人が歩いてくる。
僕はビビィから出ずに眺めていた。
T氏がトイレに起きてすれ違ったときに挨拶したようだった。
この辺はキャンプが当たり前にあるのだろうか。
首都圏でこんなことをしていたらまず驚かれる。
首都圏の人は野宿慣れしていない。
伊豆は旅する人が多いようだ。
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薄ら明るい4時半ごろにはタープとツェルトを撤収した。
まだ冷えるのでキルトを身体に巻いて、少し夜明けを楽しむ。
潮風の香りに少し鼻が慣れてきた。
海は朝も綺麗だ。
釣り人が何人もいる。家族連れで、カップルで、一人で…
今日はどこまで行けるのやら。
出発だ。
少し歩いたところに自動販売機があるので、朝のコーヒーとする。
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西伊豆自然歩道に戻る。
看板はしっかりと一定間隔で立っているので迷うことはあまりない。
住宅が集まっている脇から登山道へ戻る。
戸田から土肥にまずは向かう。
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登山道は荒れていた。
長らく使われてないかのような。
落ち葉と落ち枝がたくさんある。
石積がある道の感じが、なにか時代劇の撮影場所に使われてそうな雰囲気だ。
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ポカリスエットのCMかな?
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3人とも歩く生活にだいぶ身体が慣れてきたみたい。
汚い話もすると、ハイキングを連日しているとお通じがめちゃくちゃ良くなる。
もうそれはものすんごい。
医学的な観点もクソもなく、素人かつ頭の悪い僕の思いつきによると、
ここ数日カロリー消費多くね?老廃物いっぱい出して、メシ食わせないとこいつの身体やばくなっちゃうよ!容量開けるために出しとけ出しとけ!
と脳が指令出してるんじゃないかと思う。
…観点もクソもなくって…クソって…まぁお下品。
失礼いたしました。
一行の話題は創作漫画「伊豆イレブン」の話で持ちきりだ。
おそらくこの辺りの山でトレーニングをしているのだろう。伊豆イレブン。
アホっぽい会話をしながら歩いていると、海が見えた。
もうすぐ土肥の予感。
とテクテク舗装路を降りていく。
住宅街を通っていく。
なんだかノスタルジィでいい街並みだ。
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でっかい鯉が住んでる。
淡水と海水が混ざってるとかなんとかかんとか。
僕はその辺からっきしわからない。
海沿いの街を進んでいく。
防波堤が右手。
防波堤の先は綺麗な海。
目的地は温泉街。
昼食に期待して何を食べるか話しながら歩く。
今の腹と口は中華かなぁ
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歌人若山牧水像があった。
土肥の旅館にたびたび滞在していたようだ。
浪漫主義が絶大な人気を博していた時代に、独自の歌を貫いていた支持を得ていたヒットメイカーだ。
今でいうと誰だろう?あの人かな?とかもうそれはしょうもないことを話しながら、とりあえず顔マネをしてパシャリ。
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この街の中華は2店舗。
地元に根付いた中華がありそこは行列。
お腹が空いて我慢できない僕たちはもう1つの中華へと向かった。
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腹をすかした放浪者。
好きなものタクサン注文。
僕とT氏は天津飯と台湾ラーメンのセット
A氏はビール頼んじゃうし
追加でレバニラと餃子も。
……からあげがデカい
デカいのよ
そして天津飯と台湾ラーメンのセットって言ったら、どっちかは半サイズだと思うでしょう?
両方1人前+くらいあるの。
からあげデカいし
お盆にのってるセットで1000円は安い。
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フードファイトのように料理をかきこんだ。
量が凄い。
味は当然のように美味い。
中国の人たちが切り盛りしているお店のようだ。
豪快なお母ちゃんと、料理が美味しくて食べすぎちゃったかのお姉さんがホールに立っている。
奥にはまさに中華料理人といった格好をしたコックが立っている。
天津飯の卵はふわふわで、優しい味付けのダシあんかけ
台湾ラーメンも程よいピリ辛で、挽肉が美味い。
餃子は野菜中心のシャッキリした食感と薄皮が美味い。
レバニラは臭みなく、野菜もシャキシャキ。
大満喫した3人であった。
A氏はここでもう帰る。
腹ごなしにコンビニへ向かう。
腹がパンッパンだ。
まともに歩けやしない。
少し足湯を楽しんだ後、バスの時間がやってくる。
別れの時間。
これまで、先に帰ることはあったけども
途中で帰る人を見送ったことはない。
トレイルに残るのは僕たちなのに
なぜだか取り残される感覚で寂しい。
A氏はここでスルーハイク完了なのだ。
僕たちで決めたトレイルだから、僕たちでゴールを決めていい。
という屁理屈。
スルーハイカーA氏、お疲れ様でした。
〜プチワープ〜
と、A氏を見送りふと後ろを振り返る。
あぁ灰皿…あるね。
一服しようか。
とタバコを取り出すと
《レンタサイクル 乗り捨てできます》
のポスター。
レ ン タ サ イ ク ル ?
乗り捨て?
マジで?
乗っちゃう?
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僕たちは判断が早かった。
即決。
レンタサイクルを借りて恋人岬へ向かうこととした。
自転車なら…人力だからオッケーだよね!
と自身に向かって謎の言い訳をしながら
すぐに借りた。
2/2へ続く