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yoihanaのyoihanasi 歳とは

11月。義母が90歳になりました。施設で暮らすようになって三年目になります。義弟夫婦が紫のバラを届けに行ってくれました。
夫が亡くなってから「長男の嫁」としての役目から少しずつ解放されて義弟に任せることが大半になり、面会も今年は一度だけ行きました。
暫くぶりに会うと「この人だれ?」という感じになるのは、もう、想定内のご愛嬌。そんな事さえ愛おしく思えるくらい親子として長くお付き合いしてきて思い出もたくさんあります。それでいいと思っています。
新しく娘として受け入れてくれて愛情もたくさん貰いましたから。
歳をとると言うのは忘れていく事ではなく、積み重ねてきた事柄が土台になって今を作っている事なのだと思うから。楽しそうに笑って過ごしてもらえたら、それでOKの人生だな👌と、こんな歳の重ね方もいいなと思っています。

私が結婚したばかりの頃の義母は、おしゃべりで、お出かけ好きで、世話好きで、よく動く人でした。たぶん、真逆のタイプの私のことを物足りなく思っていた事でしょう(笑)
それでも、こんな嫁をいろいろ誘ってくれたり(人生初のホテルのディナーショーとか😂デパートの催事とか)、孫たちの世話もよくしてもらいました。
梅仕事も教わりました。お雑煮の作り方や茶わん蒸しも義母直伝です。
たぶん、更年期真っ只中の年齢で辛い時期でもあったはずですが強い人だなと思います。
「食事もお風呂も心配しなくていいから施設に居る方が楽」と言うのも子供たちに気を使っているのではなく本心かもしれません。もう家事はしたくない気持ちは解るし、楽に生きていいはず。

若い時には解らなかった事が解るようになって、代わりに出来ない事も増えてきて、楽な方や好きな方を向いて、ただ歳を重ねていくのも幸せなのかな🍀と、思ったのでした。



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