写真展を終えて・・・。
こんにちは。写真展を終えて、呆けている末っ子(三男)です。写真も撮らずダラダラと時間だけが過ぎていく始末。いかん!
この度は、お忙しい中『Y³ Photo』写真展にお越し頂きました皆様、ありがとうございました!この場を借りてお礼申し上げます。たくさんの方々に、ご意見やご感想を伺い、気持ちを新たに作品制作するパワーを頂きました!大変感謝しております!(冒頭の『ダラダラ』は助走期間ですよ!)
では、今回、私が展示した写真をご紹介させて頂きます。
Kevin@Tokyo
今回被写体となって貰った彼は、仕事の関係で知り合い友達となった外国人である。人懐っこい性格が持ち味で、誰とでも打ち解けるノリの良い性格だ。
仲の良い家族と別れ、フィリピンから単身日本に働きに来ている。今回彼にモデルを頼んだのは偶然で、彼の方から自分を撮って欲しいと頼まれたのがきっかけだ。
私事になるが今年、上京してからの年数と故郷で暮らしていた年数が同じとなる年で、自分にとっては密かなアニバーサリーにあたる。思い出となる地をめぐり、上京物語として写真を揃えるつもりでいた。しかし、記憶に残る情景はことごとく佇まいを変え、なんの縁のないものへと変貌したのを目の当たりにした。そんな時に撮影の依頼を頂き、彼の境遇と地方から上京した自分を重ねた写真を撮ろうと考え、今回は彼のポートレートとしている。
家族や友人と離れた寂しさや、ひとりでの食卓、知り合った仲間との関係、都会で過ごす事への期待。新しい生活は様々な感情と環境に揉まれ流されて、自分自身を徐々に形作っていく。
そうして 22 年という歳月に思いを馳せながら、感傷に浸る機会を得た。
Kevin ありがとう。
Yoshiyuki Ueno
ああ・・・、年がばれてしまう・・・。