「努力して報われない人はいない」というのは嘘であり、幻想
努力して変われないひとはいない
とあるノートを拝見し、ものすごく憤る。
作者に悪意がない、だから余計に…
どうやったって「できるようにならない」人はいる
わかりやすい障害ならば
二本の足がない人が、二本の足で歩けるようになりますか?
目がない人が目で見ることができますか?
できないんです、どうやったって。
どんなに努力したって。
足がなくても、目がなくても、
暮らしやすいように生きられる。
そんな世の中を作る必要がある。
そういう、明らかにわかる障害は随分、理解されるようになってきたと思う
人に理解されない発達障害
特定のものごとに強いこだわりをもってしまう
何年も前の過去の出来事がついさっき起こったことのように鮮明に思い出される
脳内に情報が洪水のようにあふれ、衝動的に行動してしまう
聞くつもりはなくても、オフィス内の電話の内容が全て頭に入ってしまい、同僚の間違った回答を思わず指摘してしまい、気まずくなる
些細なきっかけに感情に揺さぶられ、激しく動揺する
あまりの情報過多に、脳内処理が追いつかなくなり、突然シャットダウンする…
多くの人は
「一つのことに集中する努力して」
「気持ちを切り替えて」
「落ち着いて」
そうやって「アドバイス」するんです。
そして暗に言うんです。
努力が足りないと…
努力してもできないことはある
ADHD、自閉スペクトラム、アスペルガー、高機能自閉症…人はいろんな名前をつけたがります。
そんな名前はもうどうでもいい。
ただ、「努力してもできないこと、できない人もいる」
もう、それだけでいい。
それだけでいいから、わかってほしい。
そして私たちを、普通という枠に閉じ込めないで。
普通ではない私たちに、普通を強要しないで。