大好きな家族
夫へ
どんな気持ちで今まで守り続けてくれたかを、考えるだけで涙が出る。
結婚して直ぐの頃、喧嘩もたくさんしたけど、買い物袋を両手に下げて歩く背中を見て何度も泣いた。
仕事で夜勤もしてたから、仕事も家庭も頑張っても頑張っても、中途半端で苦しいって伝えた次の日。
夜勤の間の我慢する子供の顔を見るのが、つらくて申し訳ないと思っていた。
明日から独立する。自分の会社を持つ。
本当にそうして、あっという間に軌道に乗せて、これで仕事を辞めて子供と毎日笑っていて。そう言ってくれた。
優しさと家族を守る覚悟に、何度も泣いた。
わたしが、悲しい事、辛い事がある時は、人のために泣けるのは美しい事だ、泣けるのは良い事だ、きれいな事だと、静かに側にいてくれる。
わたしは本が好きで、わたしの成長や変化を見ると、直ぐに自分も本を読んで同じ話が出来る様に、面白い発見は共有しようとしてくれる。
口癖は、奥さんが、1番大事。
子供は、2人の愛が始まりでその結晶なら、お父さんとお母さんの間に愛がある。それが、1番大切な事だ。
子供が、大きくなって来たからは理由にならない。
始まりを大切にしたい。
始まりは、2人から。
それが、口癖。
子供たちにも、多分母さんは、父さんより子供たちが大切と思ってるかもしれない。
だけど、父さんは母さんが1番大事だ。
母さんが幸せなら、子供たちも幸せだから。
母さんが、笑っていたら子供たちも笑っていられる。
そう、思っていると話す。
子供が小さい時も、仕事に行く前に、子供たちに声をかけていた。
父さんが、留守の間は、母さんに任せている。
ということは、母さんが話す事は、父さんが話す事だと思って聞いて。と。
この言葉になんの意味があったかは、わたしを助けたい。一人で子育てをしてると思わないで欲しいという優しさからだった。
今も、台所に一緒に立ったり、洗濯を一緒に干したり、
休みの日は、草を一緒に抜いたり、花を植えたり。
わたしが、全く美容にお金をかけないから、カウンターの上にポンっと、ちょっと良い美容液が置いてある。
今日、風呂上がりはそれを使ってみて。と。
子供たちが、伸び伸び育っているのは、わたしのお陰だ。ありがとうと、言ってくれる。
わたしは、ただ、笑っているだけなのに。
子供たちと、まるで自分も子供みたいに遊んでるだけなのに。
もうずっと、こうしてわたしを守り続けてくれている。
子供たちへ
あなた達が、産まれた日。
母さんは泣いた。嬉しくて、幸せで。
父さんは、涙をこらえてわたしに言った。
産んでくれてありがとう。
あの日から、あなたたちの笑顔が、心が、全部が愛おしくて、母さんの未熟さも受け入れながら、それを跳ね返すほどのエネルギーを持っていてくれて本当にありがとう。
小さな手を繋いでいたあの日から、兄ちゃんは寮へ戻る時、家に帰って来た時、握手するくらいしか手に触れる事はない。
逞しくなったなあって、立派になったなあって、それと同時に生きていてくれる事へ心から感謝の気持ちが湧き出る。
母さんはね、生きていてくれたら充分なんよ。
もう、それだけで幸せなんよ。
だから、いつも自分らしくね。
握手した、手の温かさから、別れ際はそう言ってしまう。
離れているから、余計でも分かる命の有り難さ。
妹は、まだ、近くで母さん!母さん!と、たくさん呼んでくれる。
この子が、呼んでくれる事が、母さんって声が、響きが大好き。
笑うと大きな声で、アッハッハって、床で転げてる。
一緒に、転げて笑う。
もう、重たい!って押しのけられて、また、笑う。
この2人が、お父さんのいう結晶。
お父さんが、守って来た、守り抜こうとしてくれている、わたしたち家族。
そんなお父さんの笑顔が、何よりも嬉しく何よりも大好きなわたし。
お父さんが、笑うと嬉しい。
お父さんの笑い声が、聞こえると嬉しい。
お父さん、兄ちゃん、娘、あなたたちと共に今、家族を学べている事が、もう神様からの大きな大きな贈り物で、大きな大きな幸せのプレゼント。
本当に心から大好き。
お父さん、あなたがわたしの夫であること、子どもたち、あなたたちが、わたしの子供である事、言葉には出来ないくらい感謝しています。
わたしの全てをかけて、心の1番底から全部を絞り出して、伝えたい。
ありがとう。
どんな時も、愛してるよ。
皆の人生に、幸あれ❤️
大好きな家族に応募します。
よろしくお願いします。