【不定期連載】落書きの下書き #7
#7. AWCC決勝
なんだか分からないけど決勝は開催しないことが決まって、なんだか分からないけどやっぱり開催することになった。まあ、とにかくやれるんだから良かった。金曜の、しかも18時からなのでどういう形で観るにしても強い気持ちが必要にはなるけど。
僕はそういう感覚は無いし、そういう声を直接見かけた訳では無いけど「決勝だけ」を観に行くかどうかで悩んでいる人がいるのだとしたら僕はそう思うくらいなら行こうよって言いたい。
そうしたことを悩む人はきっとレディースのチームや、レディースを観てきた人たちへの敬意があって、その人たちが今まで積み上げてきたものに都合の良い時だけ乗っかってしまうような後ろめたさがあるのかもしれない。
でも、そうしたことを考えられるくらいに向き合えるおもいがあるのに、それを自室に閉じ込めておいて良いのだろうか。
僕はそのおもいを直接声や拍手でチームに向けてあげたい。僕だって普段はなかなかレディースの試合は観に行けていない。でも、この試合を自室でそわそわしながら観るくらいなら、その気持ちは当事者たちに向ける形で昇華したい。チームは、今までチームを観てきた人たちは、この大きな舞台を上回るエネルギーを求めているのではないかと想像する。
それに、ついに始まった女子でのアジアの大会に対して、浦和レッズというクラブを愛するものとしてこれだけ情熱を持っているんだと示してやりたいなと思う。簡単に決勝を中止にして良いようなものではないのだと。決勝の中止撤回を求めて署名活動をした人たちにも、駒場に1人でも多くの情熱が集まることで報いることが出来たら良いなとも思う。
男女ともに大陸王者になるクラブが世界にいくつあるだろう。そこに現実的なレベルで挑めるクラブがいくつあるだろう。僕らの目の前にあるチャンスは世界的にも稀有なものだと思う。
それに、今後決勝をホーム駒場でやれることがあるか分からない。決勝の雰囲気を自分たちで闘いの場として作り上げられるチャンスは今回しかないかもしれない。そのチャンスを逃した時にはきっと後悔するだろうなと思う。行くか迷うということは、行きたいという気持ちがあるのだから行けば良いのだ。
こんなこと言っておいて行けなかったらどうしよう。いや、なんとかなる。なんとかする。強い気持ちで、出来れば丸1日休みを取れるくらいに。だって、絶対当日は朝からそわそわして何にも集中出来なくなるでしょ。これを書いている今もドキドキしているのだから。