伝説になったとりポケモン
前回に引き続きですが「ポケモンへの愛を語る」で私の相棒ポケモンを紹介しようと思います。
オニドリルです。
ポケモン緑を購入した当時、旅の苦楽を共にしてきた相棒の一人です。
オーキド博士からフシギダネを受け取った私は、最初の草むらで出てくるポッポやコラッタを相棒として連れていく気持ちにはなれませんでした。
少年の私は強そうでレアなポケモンを探していたので、ポッポやコラッタを受け入れられなかったのかなと思います。
購入初日にトキワの森でピカチュウを見かけ、捕獲のために3時間近く彷徨う程度にはレアなポケモンを探し求めていたという思い出からもその執念は伺えます。
それなのになぜオニドリルなのかというと、入手のタイミングです。オニドリルの進化前にあたるオニスズメの入手は3番道路から出来ます。1番道路と2番道路ではポッポとコラッタがメインの状況が変わったのです。当時の私はそれがうれしくて喜んでオニスズメを捕獲して連れ歩いたのだと思います。
最初はメインで先頭に出していたわけではなく、オニドリルに進化してからも活躍の場は秘伝マシンの「そらをとぶ」でした。
しかし、彼の見方が変わった瞬間がサンダーとの対面でした。サンダーの使ってくる「ドリルくちばし」にパーティを半壊させられた事は私に強く印象に残りました。
更には、ボックスがいっぱいでサンダーを捕獲できずに、サンダーを倒した後レポートを書くという失態を経て私は無事にサンダーの捕獲に失敗しました。
サンダーを捕獲できなかった悲しみを抱えた私は自分のパーティを見ました。そこには「ドリルくちばし」を輝かせた彼がいたのです。
それから私はオニドリルを一生懸命に育てました。「ドリルくちばし」の強さに気づいてからというもの、オニドリルはパーティ内でもぐんぐんと頭角を現し、最初の殿堂入りメンバーにもオニドリルは入っていました。
最終的にはオニドリル、ひいては「ドリルくちばし」のすばらしさを友人に布教するために交換で貸し出したのですが、そのまま帰らぬ人となってしまいました。
その思い出のせいか新作をプレイするたびにオニドリルをパーティに加えて「ドリルくちばし」を使うのですが、あの時の強さはついに見る事はできず、あのオニドリルが私にとっての伝説のとりポケモンとなってしまったのです。
公式のポケモンずかんでのイラストも今では羽ばたいている姿ですが、私は赤緑時代と羽を内向きにしたオニドリルのイラストが大好きです。検索してみましたが、ぱっと見当時のイラストは見られませんでした。
それも含めて私の伝説のとりポケモンかもしれません。
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