VB.NETでは型文字は完全に不要

VB6/VBA では要る

型文字(型指定サフィックス)は VB6/VBA では必要な時があります。安易に危ない `Variant` 型を使うことを防いで、それぞれの型を明示するために使いどころがあります。型をしっかり付けることで、型安全を得られ、高速化するメリットもあります。

"$" を付けることによって型安全・高速化を得られる関数プロシージャもあります。例えば `Left$`, `Mid$`, `Right$` などです。

VB.NETでは完全に不要

古いVB6/VBAコードをVB.NETにコンバートすると、"$" などが付いたままのコードになりますが、完全に不要です。変数であれば

Option Explicit On
Option Strict On
Option Infer On

Dim i As Integer
Dim s = ""

のように明示するか推論で、しっかりと型付けをするべきです。型文字では型付けできない型もありますが、`As` や推論では型付けできます。

`Left$`, `Mid$`, `Right$` は "$" が無くても `String` 型を返します。`Left`, `Mid`, `Right` でも `Object` 型を返すようなことはありません。"$" 付はただただ冗長なだけです。


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