ガチ介護!
皆様、こんにちは、yasuchinです。
約3週間ぶりの投稿です。危ない、危ない…またまた投稿サボって、いつの間にかフェードアウトの様相を呈してしまいそうな…
「つぶやき」でもいいから続けていけるよう頑張ります!
さて、今日のテーマは「ガチ介護!」です。
つい先日、私の町にある介護・福祉系の専門学校から依頼があり、介護福祉学科の生徒の前で講義をしてほしいとの依頼がありました。
5月にも依頼があって、快く引き受けたところで、今回も前回の講義が高評価とのことで再度依頼がありました。
で、前回も含めたこの依頼というのが「ガチ介護」というもので、実際に介護・福祉の現場で日々働いている職員の方に、リアルな介護現場を生徒たちに伝えてほしいということが、その趣旨だそうです。
◆「ケア展開のためのチームケアマネジメントの取り組み」
これが今回私が依頼を受けた、講義のテーマです。内容については今回は、細かくは触れませんが、端的に言えば、
利用者の皆さんに介護サービスを提供する目的と目標、そしてそれを提供するにあたっては、介護職員のみならず、医療スタッフやリハビリスタッフ、地域の行政やインフォーマルなサービスなど…あらゆる職種の専門スタッフが関わり連携・協働して利用者の望むべき生活が実現できるようにしていくことが必要ですよ~…って感じの内容でしょうか?
↑全然端的でない?(笑)
「チームケア」という言葉が1つのキーワードで、学生達からするとまだまだピンとこない内容ではあったようです。でも、これまでの学生生活で経験してきた部活動やクラブ活動、アルバイトなどあらゆる場所で、それなりに他者と協力して1つの目指すべき目標に向かって進むことの大切さなどを思い返しながら、介護の現場においても、互いに専門性は違っても進むべき場所は同じであることなどを講義でお話し、初めは緊張感のあった講義の雰囲気も、途中の休み時間や、講義終了後などは多くの生徒が質問や疑問を投げかけてくれるなど、お互いに有意義な時間を過ごすことができました。
◆「ガチ介護」の意義
今回も含め「ガチ介護」として2度にわたり、介護・福祉のことを学ぶ生徒たちに講義をする機会を持ちました。
世の中、色々な職種が人手不足、給与がなかなか増えないといった現状を抱えています。介護・福祉業界は今に始まったことではなく、随分と前からこの状況が続いている職種の1つと思います。
そんな現状においても介護・福祉の仕事に就きたい、就いてみようかなぁ…と思ってくれる生徒さんがいらっしゃいます。
ただ、いくら高校・大学の専門課程や、専門学校で学んだからといっても、いざ現実の介護現場に足を踏み入れると、初めの思いとは違って、なかなかのギャップがあるようです。
もちろん、正規の授業内では一定期間の介護実習などがあり、実際の介護施設や福祉事業所などに行って学ぶ機会はありますが、生徒たちからすると、あっという間の出来事… そしてあくまでも実習のため、実際の介護スタッフが行う業務の全てを教わったり実際に行ったりすることは本当に少ないでのが実情です。
そんな状況の中で、実際の介護実習と合わせて、そこで働く職員の介護のありのままの姿が講義で語られることは、生徒たちからすると、ある意味興味深く、また初めにあるギャップの程度がいくらか緩和されるのではないかという期待もあるように思います。
「ガチ介護」の講義では、「ガチ」なので仕事の良いことばかりがその内容とはなりません。仕事の大変さ、辛さ、難しさ…も同時に伝えていきます。そして、それをどう乗り越えるのか、どう乗り越えてきたのか…もお話しました。
「ガチ介護」はそんなリアルな現場の話を、リアルに聞いてもらい、実際の介護現場で働いてみたいというモチベーションや、介護の仕事に対して抱いてきた不安の軽減につながる意味において、とても有意義な機会ではないかと思います。
◆ケアマネと講師
「ガチ介護」の機会を通して、つくづく自分は幸せだなぁ…と思ったことがあります。それは、
前職の仕事の経験も活かしながら、今のケアマネの仕事も行わせてもらっているということです。
これまでの私の記事を読まれたり、また自己紹介の部分を読まれて、ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、私の前職は塾の講師です。
幸せなことに、介護・福祉の仕事もしつつ、依頼があったとはいえ、教壇に立つ機会も与えてもらえました。
介護・福祉の仕事に就いた当初は、「何で塾の先生しないの?」「もったいない」と言われたこともありましたが… 今はその両方に携わることをさせてもらっています。こんな幸せなことはありません。
もちろん、主たる仕事はケアマネですが、たまに依頼のあるこのような講師の仕事も、今までの経験値を無題にすることがないよう、積極的に受けていきたいと考えています。
いささか、ウチの施設の上司は、専門学校側に先生として引き抜かれるのではないか……と思っているようですが…(笑)
それでも、私はこの「ガチ介護」に感謝です。
それでは、また。