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地方企業の覚悟?
新聞の存在価値の喪失が広く知られるようになって久しい.
「新聞」という以上速報性.しかし今の御時世では紙の媒体では名前を変えるべきと言われるだろう.
加えてネットに流しているものは無料では数行しか無いようなセコさが目立つ.もう少し長くしないと社会的公器という看板も下ろすべきだろう.元々内容が薄いのでこうなるのだろうが.
ジャーナリズムとしては消滅.むしろ政府広報の下請け,あるいは微妙な忖度機関.
知ってて知らないふりをしているのかと思っていたが,どうやら大部分の関係者は将来を見渡す能力が退化しているようだ.
以下の記事は ,本気でない国策,地方振興・農業維持の,結局は協力記事.
20年近くにわたって農業を続けている地方企業がある。…田んぼは山の中にあるので、作業効率は高くない。
山の中でなくなくとも,平地でも作業効率が低いことを知らない人が意外と多い.折角機械化し面積を増やしても分散しているのがその原因.
「農業で利益が出たことは一度もない」。…赤字の圧縮には当然努めているが、ハードルは今も高い。それでもなぜ続けているのか。
誰にでも分かること,合理的原因では無い.
谷村建設は農業参入に先立ち、若手の社員を中心に「一生、糸魚川で暮らすには何をすべきか」というテーマで勉強会を開いた。そこで地域の課題として浮かび上がったのが農業だ。地元に根を張る企業として、建設業だけでなく農業も担うべきだとの声があがった。谷村建設のオーナーが社員たちのこうした思いを受け止め、農業参入へと背中を押した。「田畑を耕作する人が減って、地域が困っている。それを解決することを仕事とする」。
嘘では無いだろうが,おそらく隠していることがある.農協をはじめ地元から頼まれたこと.「国から補助金が出る.販路も我々総出で確保する.あなたしかやってくれる人がいない」と.
楽な仕事ではない。それでも休憩時などにふと周りの景色を眺めると、心が和んだり、晴れやかになったりする。
そうでしょうね.でもそれだけでは続かない.
梅沢氏は「嫌だったらこんなに長くは続かない」と強調する。
嫌でないだけでは続くわけがない.人口減少ということは本業の建設業も先が明るく無い.気の毒だが,言わば道楽お付き合いはこれまでだろう.
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