ICL(眼内コンタクト)の手術を受けてきた話〜検査編〜
みなさん、ICL(眼内コンタクト)ご存知ですか?
眼の、光彩(いわゆる黒目の、人によって色が違う部分)の裏側にレンズを仕込むことで視力を矯正する手術です。
ICLについて詳しく知りたい方は各自おググりいただくとして、30歳の記念にICL手術を受けてみたOLの一部始終を書き残しておこうと思います。参考までにどうぞ!今日は検査編です。
※わたしは品川近視クリニックで受診しました。紹介割引クーポンが発行できるようなので、手術編に貼り付けておきます。(近日公開予定)
※本記事は一般の素人による感想です。医学的根拠は何もありませんので、気になる点については実際に検査を受ける際に医師の方へご確認ください。
レーシックか、ICLか
最近の近視矯正手術にはいくつか種類があるみたいですが、わたしは周りからよく聞く「レーシック」と「ICL」の2つで検討していました。
レーシックは眼の角膜(黒目の表面)をレーザーで削ることにより自分の角膜そのものの光の屈折を変えてピントを調整するもので、ICLは冒頭で紹介したとおりです。レーシックは眼の表面を直接削っていくのに対し、ICLは黒目の端っこに切り込みを入れ、眼の中にあるスキマ部分にレンズを挿入します。(切り込みは自然にくっつきます)
つまり、レーシックは不可逆ですが、ICLはレンズを入れ替えればやり直しがきく、という点が大きな違いみたいです。とはいえ決してやり直しが頻発するという意味ではなさそうだったので、のちのち別の眼科手術を受けるときに影響するのかな。昔はレーシックすると緑内障手術が受けられなくなるって聞いたことあったけど、今はどうなんだろう。
後述しますが、レーシックは不適合でICLしか選択できない人もいます。わたしです。というわけでわたしは早々にICLの話になってしまったので、レーシックのメリット/デメリットはお手元でおググりをお願いします。
事前に考えていたこと
わたしの場合、レーシックかICLかのこだわりはあんまりなかったので、説明を聞いて自分に合っている方を選べばいいかなと思っていました。
ホコリのアレルギーがあり、コンタクトがゴロゴロして目が痒くなったりすることがよくあったので、とにかくコンタクトを早くやめたいなあと思っていました。
※ちなみに、30歳ぐらいになると普通の生活で近視が急速に進行したりすることもなくなり視力が落ち着くらしいので、このくらいの歳で視力を矯正しておくのは良き選択みたいです(と会社でICLやった同僚が言ってたので参考にしました)。
検査を予約する
まずは検査を予約します。1時間ぐらいで終わるやろと思っていたら2.5時間ぐらいかかったので気をつけてください。
よくある検査(遠くの気球を眺めるやつ、風当てられてびっくりするやつなど)や視力計測を一通りやったあと、見たことない機械でいろんな写真を撮られていきます。眼球内部のスペースを計測したり、角膜の厚みの分布とかを撮ってるらしいです。
途中で問診があって、どういう方法で手術するか決めます(後述)。
ここで注意点です。(もしかしたらICL選択の人だけかもしれませんが)最終盤で、必要な写真を撮るために瞳孔を広げる目薬を10分おきに差して待っててねと言われて30〜40分のんびり待ちますが、この薬、めっちゃ効き目が長いです。検査終わってから3〜4時間、瞳孔がガン開きになります。するとどうなるかというと、手元の文字や時計にまったくピントが合わなくなります。お買い物をしようと思っても値札は読めないし、携帯も打てません。Twitterも見れない。やることがないです。もはや家に帰るしかないので、検査の予約日時は計画的に選びましょう。また、瞳孔が開くことで光が多く目に入って眩しくなります。帰り道は自転車だったのですが、すれ違う車のライトが眩しくてちょっと危なかったです。運転のある方はそのあたりも、くれぐれもお気をつけて。
術式を選択する
検査の途中でお医者さんに呼ばれます。
わたしの場合はここで「ふむ、キミの角膜ーーー綺麗じゃないね(※)」と言われ、膝から崩れ落ちました。※意訳です
いやいや知らんがな、自分でどうにもならんやろそれは。と思うんですけど、どうやら角膜が薄いと自重に耐えられず下に垂れてきて、下半分に厚みが偏ってしまうんだそうです。説明聞いてもやっぱ自分でどうにもならんやろそれは。
もし、ここで角膜の厚みが均一で綺麗なら、レーシックをオススメされるみたいです(角膜が綺麗だった友人談)。レーシックはすぐその場でやっていけるよって言われたらしいので、レーシックでもいいかなって思ってる人は検査の予約日時を計画的に決めるとともに、覚悟も決めておいたほうがいいかもしれません。
なお、ICLをやった後にもし視力が下がったら、角膜の厚みがある人ならレーシックを併用できるみたいです。角膜の厚みがある人ならね(嫉妬)。
切開の方法を選択する
ICL手術では黒目に切り込みを入れる必要があるので、これをメス(人力)でやるかレーザーでやるか選ぶ必要があります。
わたしの場合は角膜が薄いので、人力でメスを入れると角膜がヨレてしまって乱視を生む可能性があるということでレーザーを強く勧められます。レーザーだと正確で複雑な形状の切り込みを入れることができ、切った痕がぴったりくっつくため治りが早く、細菌感染などのリスクも低減できるとのこと。レーザーにしたら+30万円ぐらいなんですけど、こればっかりは大事な身体のことなのでOKします。ただ、わたしのように、それしか選択肢がない人については少し割引してもらうことができるようでした。ありがたい。
なお、レーザー光によって角膜に濁りが出てしまう体質の人がいるらしく、そういう体質だとメスを選ばざるを得なくなるため、レーザー適性を確認する検査もありました。(ほっぺの裏をこすって細胞とるやつです)
お会計をする
あとはお会計して終わりです。
5〜60万くらいでできるかなと思っていたICLでしたが、両眼ともがっつり強めの乱視が入っていたことと、レーザーによる切開を選択した結果、もろもろの割引後80万円ということになりました。さよなら冬のボーナス。むしろマイナス。
そして、乱視がなければ1〜2週間で手術できるようでしたが、乱視用レンズは発注に時間がかかるので2〜4ヶ月待つかもとのことでした。
検査編はここで終わりです。
おわりに
検査だけでも一苦労ではありましたが、全体としては非常にスムーズだったなと思います。さすが大手クリニック・・・
次回、手術編!
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