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ICL(眼内コンタクト)の手術を受けてきた話〜手術編〜

みなさんこんにちは!2023年になっちゃいました。あけよろです!
今日はICL手術の記録、後編です。
前編はこちら

手術日を迎える

10月の頭に検査を受け、ばりばりの強乱視によりICLレンズの発注に2〜4ヶ月かかると言われたわたしでしたが、翌月の後半にはクリニックから電話がきました!早期納品、ありがとうございます。
しかし、時はまもなく師走。手術前後の制約を鑑みると、手術日も慎重に決めなければなりません。
とはいえ手術前に関しては、制約はほとんどありません。抗菌薬の目薬を1日5回、手術3日前から差す必要があるくらいです。あとは当日の手術1.5時間前からは絶食です。クリニック到着から手術が終わるまで4時間ほどかかるので朝ご飯は食べたほうがいいかもしれません。
一方、手術後の制約は結構あって、手術の翌日にクリニックで検査を受けないといけないし、どこにいても(たとえ引きこもっていても)ゴーグルみたいなダセぇサングラスつけないといけないし、寝るときは謎のプラスチック眼帯を両目にテープで貼り付けないといけないし、お風呂もメイクもお酒もダメだし、何より最初の3日間は顔も髪も洗えなかったりする(美容室なら洗髪可)ので、まぁ焼肉とかは普通の精神性では行けないと思います。忘年会シーズンなのでこのへんの制約が地味に効いてきますね…。
と、いろいろ考えながら手術日を決定し、3日前から欠かさず点眼して当日を迎えます。

手術室へ

クリニックで受付を済ませたら、簡単な検査をいくつかして、また瞳孔開く目薬を10分ごとに延々と点眼していきます。手元の携帯がどんどん見えなくなり、孤独との戦いが始まります。待合室のテレビでもぼーっと見ていましょう。
途中で問診に呼ばれ、お医者さんから手術の注意事項を伝えられます。
簡単にまとめると、「手術台に乗ったらジタバタしないこと。ずっと目の前の明るい光を見ていれば終わる。麻酔しているので痛みはないが、少し押したり目の周りを触られる感覚はあるので快適なものではないと思う。もし万が一痛かったら、普通に口頭で執刀医に伝えてもらえればよいが、痛いと言う人はほとんど居ない。術後は、今より少しよく見えるくらいの感覚で帰宅できると思う。」というような感じでした。なるほどふむふむ、余裕な感じがします!
このあと荷物や携帯をロッカーに入れ、別の待合室に移動します。ここからはテレビもないのですが、引き続き10分に一度点眼します。時計しかない空間なので、10分が永遠に感じられます。30分ほど待つと、いよいよ手術前の待合室へ。
シャワーキャップみたいなのをかぶせてもらい、看護師さんがいろいろな目薬を立て続けに点眼してくれます。麻酔の点眼も2回あります。
ここからまた手術室まで30分くらいかかった気がします。麻酔が効いてくるまで目を閉じて順番を待ちます。点眼麻酔は、ちょっと瞼が重くなる感じがするだけで、見え方とかは特に変わらないのですが、もういろんな目薬を入れられすぎてるのでどれが何に効いてるのかさっぱりわかりません。

レーザーで黒目に切り込みを入れる

検査編でも書いたとおり、わたしはレーザーで黒目に切り込みを入れることになっていたので、まずはレーザー機の横にある手術台に転がります。
頭をベルトでめちゃくちゃ固定されるので、普通にちょっと痛いです。でもまぁすぐ終わるはずなので我慢します。
先生が「この指を見てね〜」と言うのでその方向を見ていると、眼球に筒みたいなもの(参考イメージ:こちら)をセットされます。これで瞼が閉じなくなる仕組みなわけですね。なるほど。
当然、目が乾く感じがして閉じたくなりますが、閉じられません。すかさず「お水入れますよ〜」と言われて、ジャバジャバという音と共に、筒に水が入ってきます。そして、レーザー機に向かって手術台がぐるっと回転し、頭の真上にレーザー機が被さる形になります。
レーザーの処置は、7秒カウントされてるあいだに終わります(片目あたり)。処置されている間は、クラブのレーザーライトみたいな、綺麗な光線が見えます。(クラブ行ったことないけど)
ほんのちょっとだけ焦げたような臭いがして、ひりっとする感じがありますが、痛いってほどではなかったです。

イメージこんなんが見えます
参考(https://denkohome.com/ec/products/detail/2178

レンズを入れてもらう

レーザー機の手術台から降りるように言われ、執刀用の手術台に移動します。黒目に切り込みが入った状態なので、なんか目の中身(?)とか出ちゃわないのかな・・・と少し不安な気持ちになるけど、全然そんなことはないみたいです。w
手術台では片目だけを残して顔全体にカバーを被せられます。今度はさっきと違う器具(参考イメージ:多分こんなやつ)で目を開けられ、執刀医の先生が目の真上に顕微鏡みたいなやつをセットして、「3つある光の真ん中あたりを見ててね〜」と指示してくれます。
また目が乾かないように水を入れられてるので視界はぼやけつつも、三角形に並んだ光の真ん中を見ているだけです。
知人は「執刀医の持ってる器具が見えてすごく怖かった」と言っていましたが、わたしを担当してくださった先生はそのあたりとても上手で、切り込みが入っている黒目の横側からレンズや器具を入れてくれたので、何が行われているのかはまったく視認できませんでした。
ただ、まったく痛くないってのは嘘!
折り畳まれたレンズを眼内に入れたあと、おそらくピンセットみたいなやつでそのままレンズを展開し、乱視の方向に合わせて回転させるんですが、回転させているっぽいタイミングで、ひりひりするような感覚がありました。普通にちょっと痛い。。
でも、痛いなと思ってからは2分くらいで終わってしまうので、多分、途中で麻酔を追加してもらってもあんまり変わらなかったと思います。そういう意味では、全然我慢できてしまう痛みなので、やっぱり「痛くない」なのかなあ・・・。
そのあと同じことを反対の目でもやって、やっぱり最後の2分ぐらいがちょっとだけ痛い。そういうもんなんですね。

手術が終わったら

黒目の切れ込みは自然にくっつくそうで、縫ったり貼ったりする必要はないみたいです。(最後、何か薬塗ったかな?という感覚はあったけど、わかりません)
執刀は両目合わせて20分ぐらいで終わったんじゃないかと思います。
気を張っていたのでちょっとふらふらになりながら手術台から降りますが、まだあんまり視界は良くないです。というか目がシパシパしてうまく開かない。
看護師さんが休憩室に案内してくれて、なんとかついていきます。
休憩室にはマッサージチェアみたいな感じの椅子が並んでいて、飴3つとペットボトルの水が1本、各席に置かれています。
看護師さんから飲み薬を1錠渡されて飲みます。30分間目を閉じて待っていてください、終わったら帰れますと説明を受け、「ああ、飴1個あたり10分か・・・」などと考えながらも、目が痛い
目というか、さっきまで器具で押さえられていた眼球周りの骨に痛みがあり、目を閉じてちょっと力を入れるとズキっとします。
目を開けたら開けたでなんだか少しひりつくような、シパシパするような、眩しいような感じがするし、視界はぼやけてて全然ピント合ってないし、え、これもしかして手術失敗されてます?わたしだけ?という気持ちになります。
まあでもとりあえず30分経ったら快適に帰れると信じて、飴を口に入れます。1個あたり10分かけて食べないと間がもたない計算なので、噛むのは厳禁です。
3個目をちょうど食べ終わりそうな頃、看護師さんに声を掛けられます。すごいな。

家に帰る

わたしと、隣の席に座らされていたお兄さんが一緒に呼ばれ、お医者さんの簡単なチェックを受けます。「レンズ、綺麗に入っているね」と言われてほんまかいなと思いますが、そのあと二人で一緒に看護師さんから目薬を1時間ごとに点眼するよう説明を受け、ダセぇサングラスを渡されます。やっぱり目がシパシパして辛いなと思いながらチラッと横目でお兄さんを見ると、お兄さんもまた眩しそうに目をシパシパさせていたので、ここで初めて、わたしだけが失敗作なわけではないんだなと少し安心できました。
帰宅を許され、時間は14:10を回った頃合いでした。受付したのが10:30だったので、全部で4時間弱くらいかかった感じですね。
帰りは旦那さん(11月末にスピード婚したのですがそれはまたの機会に)が迎えに来てくれたのですが、ピントが全然合わず両目ともぼやけて見えるのでなんとなく気だるく体調が悪いような感覚で、電車に乗って座った瞬間から眠ってしまっていました。
地元駅に着いたのは手術から2時間後くらいでしたが、骨の痛みは残っているものの、目は開けられるようになっていました。視力0.8ぐらいは見えてる感じで、普通に危なげなく歩いて帰れます。
帰宅後もまだ気だるいのでそのまま朝まで寝てしまいたくなりますが、手術当日は就寝時間になるまで1時間ごとに点眼の必要があるので、1時間ごとにアラームを鳴らして点眼してはまた眠る、を繰り返して過ごしました。

翌日検診と1週間後検診、そしてハロー・グレア

手術翌日の朝には骨の痛みもなくなっていて、視界もクリアになっていました。点眼は1日5回必要ですが、もう付き添いなしでクリニックに行けます。
翌日検診の視力検査時点で両目とも1.5出ていて、かなり綺麗に見えるので感動しました。どうやら失敗されていなかったらしい
続く1週間後検診では片目がぼやける感じがありつつも1.2と1.5出ていて、順調に経過しているとの診断を受けます。
1週間後検診が完了するとようやくあの忌々しいサングラスともお別れできるのですが、部屋の中でもずっと装着していたサングラスをいざ外してみると、ICL手術の代償である「ハロー・グレア」がかなり見えることがわかります。

ハロー・グレア
参考(https://kyoseikai.com/mukonosou/multifocal.html)

上の画像のイメージだったハローとグレアですが、実際の見え方はわたしの場合少し違ったように思います。
まずグレア。画像のように車のライトがにじむような感覚はあまりないのですが、たとえば自分が暗い部屋にいて、窓から外の光が差し込んでくるとき、自分の身体の向きによっては視界の半分くらいが白むように感じることがあります。
ハローは以下の画像がかなりイメージに近いのですが、光の輪はかなりデカいです。街灯のように左右に光があるときは、この輪が左右に2つ、真ん中で重なるような感じで見えます。
ちなみに手術当日、地元駅に着いたのが夕方だったのですが、夕陽に光の輪ができて帰り道はすごく綺麗に感じました。ハローやグレアは、いずれ脳が慣れていって気にならなくなる(見えなくなる)と説明を受けたので、しばらく楽しむことにしますかね〜。

実際の見え方はこれにかなり近いです
参考(https://www.icllife.com/icl-haloglare/)

1ヶ月後検診を終えて

1ヶ月検診でも視力は両方とも1.5出ており、すっかり痛みもなく、経過も順調とのことだったので、3ヶ月後・6ヶ月後検診はスキップになりました!嬉しい!
いまだにハローとグレアは見えますが、車の運転も快適にできていますし、生活に不自由はありません。
コンタクトを入れなくてよくなったおかげで目が痒くなることもなくなり、メイク時間も短くなって最高です。夜寝る前にメガネを外す所作をいまだにやってしまうけど・・・。
ひとまずわたしのICL手術は無事成功ということで、めでたしめでたし。

割引クーポンについて

品川近視クリニックでレーシックやICL手術を受ける場合は割引クーポンを使うことができます。結構でかい金額だから絶対使ったほうがいいと思います。
品川近視クリニックのサイトからクーポンの取得方法を調べていただければ1週間ぐらいで用意できるのではと思いますが、わたしからの紹介でよいという方はSNSやコメントでお知らせいただければ送ります!(わたしにもキャッシュバックあるのでぜひよろしくお願いします!笑)

おわり

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