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【資格】建築物石綿含有建材調査者
どうも、久々に資格の勉強の、私です。
2023年10月から建物を改修/解体する際はアスベストを調査せよ、と決まり、委託すると5万~かかるので自分で取ることにしました。公的資格だけど建築知識ゼロ、老いた悩にはなかなか定着しないため、noteにアウトプット💪
参考にされる方へ(いない?)
石綿試験は公的試験で、いくつかの団体で開催され、利用するテキストも問題数も違います。私は労働基準協会で受講しましたが、ネットの過去問は主に建災防で、若干違います(中災防のテキストにはない内容がある)。どちらにせよ出そうな内容をまとめましたが、講習内容を一番大事にして下さい。2023年時点です。(え、もうみんな取得済み?)
試験前のリマインド
マークシートなので、鉛筆・消しゴム忘れない
「不適切なものを1つ」と「適切なものを1つ」のひっかけ注意
日本語の不適切は、不適切ではない
…例えば「1954年以前は…石綿無含有と判定することは危険」も、いや、2006年以前でしょ、と思うけど、これはテキストのままの切り抜きで、不適切な答えとはならない。講習眠くなりそう…コーヒー、ガム、飴…あ、昼食も
基礎知識1
石綿の色による特徴
発がん性は青(クロシドライト)、茶(アモサイト)、白(クリソタイル)の順。他にもアンソフィ、アクチノ、トレモで6種類。普及量は白が9割。
FEの推しのディミトリカラー(青)最強、と覚えた(私だけ)。
白は蛇紋石族で、蛇皮柄だから神社で祀られたりしている。白=蛇と覚えた。白以外は角閃石族。
石綿の輸入自体は1887年(明治)からあった。2nd大戦中はストップ、戦後1970~90に輸入&大量消費、それらの解体ピークは2030年らしい。
吸入性石綿繊維の定義
アスペクト比3(以上):1 かつ 幅3μm未満
肺胞腔に到達するのが大体このサイズらしい。
疾患の発生条件
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たくさん吸う→石綿肺(肺が固くなって拡がらない)、肺ガン
すこし吸う →膜にプラーク→石灰化、中皮腫死亡率:肺がんは暴露するほど上がるが、中皮腫は不明
WHO(2010)では、世界暴露人口は1億人~、死者は毎年10万人~とあるが、GBD2019では死者24万人~で、この辺の数字は覚えんでもええかぁ
肺がんリスクは非喫煙者の作業員で5倍、+喫煙だと28倍ってグラフもあるけど、喫煙でのリスクが10倍ってのは多すぎ?この数字もどうなの…
中皮腫はほぼ胸で発症
90% … 胸膜で発症 … 発症した男性8~90%に暴露歴
10% … 腹膜 … 発症した男性60%に暴露歴
角閃石や高濃度暴露歴による。
基礎知識2
法令の年と%問題
![](https://assets.st-note.com/img/1697810345588-XDv2i8UjQx.png?width=1200)
吹付け作業と製品の法令がごっちゃになりがち。
↓吹付けはやべぇから約50年前(1900年代)から規制
1956年(昭和31)吹付け石綿の国内製造開始
1975年(昭和50)石綿5%超えの吹付け禁止
1995年(平成7)石綿1%超えの吹付け禁止
2005年(平成17)吹付け作業の全面禁止
1975年に規制本格化したものの、↓製品は2000年代。
1995年(平成7)青・茶石綿の製品禁止
2004年(平成16)1%を超えの製品禁止
2006年(平成18)0.1%を超えの製品禁止(ごく一部除く)
2006年9月以降着工なら、石綿無しで報告できる。
西暦+12=平成って久々に思い出した。
0.1%とは、実質禁止だけどうっかり混ざった微量はOKって事で、0.1以下は無石綿と扱う。
2006年を基準としているけども、本当は2015年に全面禁止。一部、替えのきかない商品は代替品ができるまでOKだったそう。え、じゃあ2015基準?と思うけど、そこは2006年で良いらしい。
大気中のアスベスト
一般的な空気中 … 0.1~0.3f/L (f=ファイバー=石綿本数)
敷地の境界 … 10f/L を越えないよう作業する
また見た目劣化してても、濃度に相関なし(触ることで濃度あがる。ボールを当てるより、ほうきでこするほうが100倍濃度が増える)
10本刀で敷地を守る、とか覚えた(るろ剣リメイクおめでとう🎉)
ボールも当てかただよね、オオタニサンのボールならめちゃ脱落しそう
工事するなら除去が義務(建築基準法
ただし床面積1/2以下なら、改築しない部分は封じ込めや囲い込みで可。
店や病院等(定期報告対象)は、措置状況も報告。
石綿のメインと言える法律、安衛法(労働安全衛生法)は、労働者の安全と衛生に関する事なので、上記は対象でない。上記を守るなら、改修でも全部調査しないといけないだろうけど、改修箇所の調査だけでOKだからね。
安衛法で調査者も定められているので、厚生労働大臣管轄なんだろう。
建設リサイクル法の対象
2023/10~安衛法&大防法の報告対象とごっちゃになりがち(解体80㎡以上、改修は請負100万以上)。
建設リサイクル法は石綿とは別背景で制定された、建設工事の廃材の処理とリサイクルを促す報告を定めた法。その一部に、石綿の付着有無も報告義務があるよ~て事らしい。
建築物の解体 : 床面積80㎡以上
建築物の新築・増築 : 床面積500㎡以上
建築物以外の解体・新築 : 請負金額500万円以上
建築物の↑以外(修繕等): 請負金額1億円以上
建物解体以外は結構でかい規模だなぁ。80,500,500万,1億の並びだけ覚えた。
廃棄物処理法では2分類
廃石綿等 … レベル1と2 → 特別管理産廃
石綿含有産業廃棄物 … レベル3 → 安定型処分所へ
リスク評価による優先度
S造とRC造(280万棟)のうち、より古く(特に本格規制した1975年より前=築約50年以上)、若年層が長く滞在する、または災害時利用する建築物の調査を優先。
木造ではLv1,2が少ない。
疾患の潜伏期間が長いので、老人が発症する頃には😇で後回しという…🤤
書面調査
建築一般:建築基準法の仕様
最低基準で、推奨基準ではない。1時間耐火は絶対1時間以上変形しない事。
建築一般:耐火にする建物
劇場とかもろもろ、大体が3階以上のフロアにある建物。
主階(舞台とかがあるフロア)が1階でない建物は3階じゃなくても耐火(逃げるのに時間がかかるから)
延べ面積3000㎡以上は1階建て~も耐火
高さ13mまたは軒高9m超は、3階建以下は準耐火、4階以上は耐火
防火地域(商業地、官公庁)は100㎡以下/2階建以下は準耐火、超は耐火
コンビニが100㎡前後らしい、まぁ地方だとめちゃでかいのもあるけど。普通の住宅でも耐火地域なら準耐火にしないとならんので、費用も+10%~らしい。
建築一般:主要構造部とは
防火の観点(構造)から重要なもの(壁、柱、床、はり、屋根、階段)。
耐力の観点じゃない。最下階の床や屋外階段も対象外(防火上無関係)。
建築一般:階数による要求
最上階~上から数えて4以内の階:1時間
上から数えて5~14階 :2時間
上から数えて15以上の階 :柱・はり3時間、壁・床2時間
屋根と階段(階数によらず) :30分
階段30分でいいんかーい!?
上から数えて4は、死線の「し(4)」で覚えた。耐火階数は死線。
建築一般:延焼のおそれ
隣地境界線および道路中心線から1階は3m、2階は5m以下の建物の部分
1Fは軽自動車(3m)、2Fは普通車(5m)の駐車場をつくればOKってサイズ感で記憶。
軒天に多いのも延焼防止目的。窓とかは網入りとかにするらしい。防犯対策にもなっていいね。
建築一般:区画間の外壁
面積区画 … 一定面積ごとに区画する(100~3000㎡)
高層区画 … 11階以上は面積区画を小さくする(100~1000㎡)
竪穴区画 … 3層以上の階段、吹き抜け、エレベーター等
これらの区画をつなぐ外壁は90cm(大体半間)以上防火する。
日本の家は伝統的に90とか180cm(間)~単位で、しかし規制とかは100~とかでややこしい。まぁ伝統が残ってる事自体はいいよね。
層間ふさぎ
吹付けでふさぐのは「隙間ふさぎ」とか言うけど、フロアの隙間(外壁と床の取り合い部)を埋めるのは「層間ふさぎ」と言う。S造はもちろん、RC造でもあとから外壁施工(カーテンウォール)だと隙間ができるらしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1697939545372-z5uOhaqC5Y.png)
建築一般:不燃材料
不燃材料 : 20分間
準不燃材料: 10分間
難燃材料 : 5分間
国土交通省告示仕様を使うパターンと、大臣認定をうけるパターンがある。
時間は、20分→半分の10→半分の5分で覚えた。
内装制限(火を使う部屋等の仕上げ材(壁紙とか)は不燃材料にする)は、居室は床面から1.2m以下は除く(制限しない)っていうの、なんやねんって調べたら、腰壁(腰板)なのかなと。おしゃれな施設とか、木貼ってあるもんね。
含有建材:レベル1は吹付け
吹付け石綿 (乾式のみ)…耐火/断熱/吸音
石綿含有吹付けロックウール(乾式) …耐火/断熱/吸音
〃 (半乾式) …耐火/断熱/吸音
〃 (湿式) …耐火のみ(表面が硬い)
石綿含有吹付けバーミキュライト …耐火△/断熱/吸音
石綿含有吹付けパーライト …断熱/吸音(耐火認定ない)
以上6種類。と、いいつつ、③半乾式は吹付ロックウールの無石綿化に際し開発され、石綿含有吹付ロックウールが製造終了した1980年代後半から普及した方法なので、原則的に石綿無しらしい。
岩綿がロックウールなら石綿はストーンウールじゃないかーい。
バーミキュライトは園芸でも使うキラキラが混ざった軽い土みたいなやつ。
含有建材:レベル2
耐火被覆材、保温材、断熱材で、ほぼ工場で成形した板を接着したり金具で取り付けられたが、けいそう土保温材のみ、現場で粉と水を混ぜて塗り付けた。
Lv2軽装で、粉と水をねるねるねるねで保温、と覚えた(魔女が半袖短パンでねってるイメージ)。銅管やタンクにエルボとかに塗ってた。
私が受講した講習では、製品名も出ると言われた…マジ?( ^ω^)
耐火被覆板 … トムボード/ブロベストボード/リフライトetc
けいカル2種 … キャスライトとか、●●●ライトが多い
屋根用断熱 … フェルトン/ブルーフェルト
煙突用断熱 … カポスタック/ハイスタック/コンバインボード
けいカル保温… シリカカバー,ボード/インヒビライトetc
石綿保温材 … スポンヂカバー,ボード/カポサイト
シリカ水って流行ったけど、あれケイ素水ってことなんだね。
レベル2断熱材は2種類
屋根用折板裏… クリソタイル90%以上のフェルト状
煙突用 … アモサイトを円筒状に or 石綿菅にアモサイト80%
アモサイト=茶石綿なので、あわてんぼうのサンタクロースはまっ茶にばく露だよ、と覚えた。
含有建材:けいカル板
けい酸カルシウム板、よく出てくるけど紛らわしい。
第1種: レベル3の~12mmと薄い板。軒天/天井/壁/タイル下地
第2種: レベル2の耐火被覆材(柱/はり)や保温材(煙突/配管)、また電気設備のケーブル貫通部。
2種=Lv.2で同じ2と覚えた。薄さで判断可能だが、別の板に貼り合わせられてないかなど注意。
含有建材:レベル3
含有率はだいたい5~10%
石綿の大半はレベル3建材に=輸入石綿の10倍以上の建材がある
接着剤など不定形も含む。(仕上塗材は別枠扱い)
「aマークがない」「無石綿の表示」「データベースにない」は、石綿なしとは判断できない。
図面の種類:矩計図
カナバカリズとは、めちゃ細かい断面図。天井裏やはりと外壁の取り合い部(くっついてる所)に吹付の注釈などあり。北側斜線制限(隣の家の南の日当たりへの配慮した屋根の形とか)も記載あり。
漢字クイズやん。当て字らしい。大工さんが持っている差し金って定規で計って作った図→(差し)金計り図→カナバカリズだそうな。大工さんが細かい収まりとかを計算して作った図、と覚えた。
図面の借用は丁寧に
借用書を作成して借り、複製であっても勝手に処分せず返却する。
目視調査
調査:装備と健康診断
Always長袖長ズボン。RS-3、RL-3はダースベーダーがシュコーってやるマスクなので、人が多い場所では外しておく。採取時は人がいない日時で装着して締め切る(窓を閉め、換気扇もOFF)。石綿の飛散が目視できる場合は、HEPAフィルタ付真空掃除機で事前に掃除する。調査者は6か月に1度、健康診断を受ける。
調査:現地調査個票はメモりまくる
部屋別に1ページ作成だが、小規模ならフロアごとなどで良い。下書きでよいので調査当日に整理しておく。
外壁に取り付けられている「定礎」プレートも竣工年の参考に。よく見るものの、ただの慣習らしい。実は箱になっていて中には関わった人の名簿とか入ってるらしい…まじか。
調査:同じようでも省略禁止
ホテルの部屋、または同種の建材が繰り返し使われている場合でも、同一建材とはみなさず、1つ1つ確認する。
これって凄い手間。例えばリフォーム跡があって、それが2006年より前だったら、そこも別建材として調査するわけで…
調査:不燃番号のNMは2000年~
2000年の建築基準法改正で
不燃番号〇〇〇〇号 → NMー〇〇〇〇 と表記されるように。
(2002年まで移行期で新旧の表示あり)
つまり、西暦2000年より前に製造終了した製品(石膏ボードとか)にNM-とあったら、それは石綿なしと判断できる。
不燃は「ふ(2)000」ねん、ミレニアムから英語だよ、と覚えた。
製造終了しても数年は流通在庫があるので、ぴったりだと判断できない。
調査:採取量は10c㎥か100c㎡
つまり薄いやつは0.1cm×100c㎡=10c㎥ってことかな。被覆材は下手すると脱落を促してしまうので、小口など外側でなく、内側の影響なさそうな場所から採取する。
分析:定性分析は3種類
最初にやる分析。石綿があるかないかを調べる。あったとしても0.1%以下の可能性もあるので、量については定量分析で調べるが、0.1%超え(石綿含有)とみなして定量はやらない選択もできる。
以下の分析の前に、肉眼および実体顕微鏡で観察する。試料は粉砕しない。
偏光顕微鏡法
…学校で使った光学顕微鏡に似た、プレパラートに挟む奴X線回折分析法・位相差分散顕微鏡法
…X線はレントゲン撮影とかに使うやつ。X線を石綿にあてると特徴のあるμμμみたいな形のグラフが出力されるので、それで判定できる(アクチノとトレモは同じ結晶構造なので同じグラフ。大学とかにあるでっかい機械。グラフなので形態観察はできない。
さらに位相差分散顕微鏡で石綿を見ると、種類ごとに色が違う(分散色)ので判定できるらしい(クリソタイルは赤紫~青とか。偏光との違いは謎)電子顕微鏡法
…上記1,2で分からないとき使う。
顕微鏡は門外漢すぎて分からなーい。捨て問題かな…
分析:定量分析は2種類
X線回折分析法 … 定量にも使えるらしい。
偏光顕微鏡法 … 100倍ズームして数えるらしい。
分析:過去の分析結果を用いる場合
変遷してるので、過去の分析で「石綿なし」でもそのまま採用はできない。(分析は2006年以降はOKとかない)↓注意点
含有率の法改正5%→1%→0.1% いつの時代のか
分析対象は白・茶・青の3種だったが2008年以降は全6種に
定性分析ではX線のみ、位相差のみはNG
その他いろいろ…(あきらめた)
調査報告書の作成
調査報告書
所在地は地番でなく住居表示
3年保管
事前調査の基本は三現主義
書面調査結果と照合した結果、差異がある場合は、現場を優先する。それはともかく、三現主義って製造業用語でなんだかもやる。厚生労働省・環境省作成のマニュアルに書いてあるから不適切にはならないけど、不適切に感じてしまう。
劣化度判定
劣化なし : 表面劣化なし。人為的な傷が局所的。
やや劣化 : 毛羽立ち。人為的損傷が2面以上ある。
劣化 : 荒れた表面。一部でも自然脱落。
☆講習当日の感想
1日目。ほぼ朗読。ここ重要(出ます)は教えてくれたが、予習したところ思いっきり飛ばされてビビる(でも出ると言って出なかったところもあったし、飛ばしたところも出題された)。午後の書面調査が一番正答率が低いとのこと。どこからともなくイビキが聞こえた…
2日目。昨日の講師と違って、表のこの1文、とか明確に教えてくれた。2日目の講師のおかげでみんな救われたんじゃない…?
禁煙って再三注意されて、おじさんたちは狭い喫煙所で吸ってるのに、ギャルが連日トイレの個室で(-。-)y-゜(たぶん…)、さすが土建のギャルは根性坐ってる。
試験。90分40問。あれ…講師、製品名も出るて言うからトムボードとかめちゃ暗記したのに、トムの1つも出てこないよ…マジ?( ^ω^)マボロシ? 試験監督の私語がうるさくて八つ当たりするところだったYo…
とにかく防火規制がややこしかった。病気と防火と分析以外は比較的常識問題だったので、勉強しなくても講習だけで6割はとれるかも。ケアレスミス&講師に恵まれないとヤバいか。再試験はあるけど、講習無し(でるとこ情報なし)で試験で激むずと思われ、一発合格推奨。建災防の過去問では法令の年代結構あったのに、たぶんなかったなぁ、講師も説明しなかったし。まぁ傾向が違うけど、難易度的には同程度…? 過去問ないからヒヤヒヤしたけど、変な図の問題とかでなくて良かった~。
☆出題内容(記憶の限り)
問題用紙は持帰不可だったので、記憶で。表現が違うのと、4択思い出せなくて1~3択。問題は毎回違うはずですので、ご参考程度に<(__)>各問枠下に推測の回答書きました。
①吸入性石綿繊維とは、アスペクト比3:1以上かつ幅3μmである
②胸膜プラークは石綿ばく露の重要な指標である
③トレモライトとアクチノライトは同じ化学組成である
これ、よくよく考えると、アスペクト比3:1以上って、言葉として変。正しくはアスペクト比3以上(環境省のはそうなってる)。でも中央労働災害防止協会のテキスト(第2版)では3:1以上って書いてある(笑)。3:2になっちゃダメだよね? テキストを逆手にとったひっかけ問題…恐るべし((((;゚Д゚))))ガクブル
胸膜中皮腫は、石綿の種類による違いはない
これさ…講師がココ出ますって言ったのが「腹膜中皮腫では、男性の約60%に認められ、角閃石石綿や高濃度の石綿ばく露例が非常に多い」だったのよ。だから腹膜の特徴と思い込んでしまった(´;ω;`)。発症部位によらず(?)、中皮腫は青とか茶(角閃石)の影響が大きい。
①煙突用石綿断熱材はクリソタイル、屋根用折板裏石綿断熱材はアモサイトを含む
②小型ボイラのフランジ、バルブに石綿含有不定形保温材が施工された
②は完全に記憶になかった。フランジとか物として分からなかった(検索して輪っかってわかった)
①健康診断を1年に1度行い、退職時には健康管理手帳を発行する
②現場ではDS-1、DL-1といったマスクを着用する
・大防法では特定建築材料(レベル1,2)の種類ごとに作業基準が定められている
①廃棄物処理法では石綿を含む廃棄物を「石綿含有産業廃棄物」と「廃石綿等(特別管理産業廃棄物)」に分類する。
②建築基準法では建物の増改築時には石綿の除去が義務付けられている
「原則として」が抜けてるだけ。適切と言えばそうだし、不適切といえば不適切…でも他が適切っぽかったから、不適切なんだと思う。
・改修の事前調査の目的は「石綿の適切な維持管理」である
①分析結果も含め、事前調査報告書は調査者に責任がある
②みなしとするか、分析するかは調査者が決める
①建築基準法の定める仕様は最低基準であり、推奨値ではない
②病院や学校の3階以上の建物は耐火建築物にしなければならない
うる覚えなんだけど、これ3階以上の階を耐火、だったら不適切なんだよね。3階以上に病院機能があるなら建物全体を耐火、なんだよなぁ?
①主要構造部には、構造上重要でないひさしや附け柱を含む
②同じ吹付石綿であれば、耐火時間が異なっていても指定番号は同じである
③RC造はコンクリートにより耐火構造となるので吹付石綿はない
これか忘れたけど、不適切が何個あるか、みたいな問が2~3個あったんだよね。むずい。
①不燃材料は国土交通省告示と、民間機関の認定を受けたものがある
②防火地域では延焼防止のため石綿含有押出成形セメントなど認定番号を取得した建材が使われた。
①最上階のスラブ下には保温のために吹付け石綿を施工する例が多い
②銀行の金庫では湿度調整の目的で吹付石綿が施工された
①湿式吹付ロックウールは硬いため吸音には向かない。吹付けパーライトは耐火を目的に利用された。
②昭和30年代から50年代にかけて集合住宅の天井は直天井が多く、吸音、断熱、結露防止、化粧仕上げを目的にパーライトを骨材とした吹付けで仕上げられた。
この手のはパーライトなんだよね。バーミキュライトとごっちゃになりそうだけど。
①レベル1,2以外の石綿含有建材がレベル3であり、仕上塗材はレベル2に含まれる
②レベル3の石綿含有率は50%程度なので、石綿建材の使用量は輸入された石綿の2倍程度と推測される
①含有建材データベースになければ無含有と判断できる
②同じ商品名でも石綿の種類が異なる場合は別に表示される
矩計図とは天井を見上げた状態の図面である
①立会者等との動線の事前協議は不要である
②効率を重視して、電動工具で採取したほうがよい
①規則性の異なっている柱やはりから代表サンプルを採取したほうがよい
②3000㎡未満の平屋では600㎡ごとにサンプルを採取する
③ロックウール吸音天井板のように捨て貼り材と一体化した建材は別にサンプルを採取する
石膏ボードは1%しか石綿含有の製品ないのに、結局壁紙とか接着剤と複合されるのが多いから石綿含有扱いになりがちなんだろうなぁ? 近所の解体現場の掲示みたら、ぜんぶみなしだった。
①分析機関の選別のため、教育計画を提出させる
②偏光顕微鏡で不検出とする場合、定められた手順に従う
③分散染色分析では、適切な浸液が使われたかチェックする
④X線解析分析法では、試料を加熱処理してから分析する
「電子顕微鏡で石綿が確認されなかったので含有なしと判定した」とかもあった。電子だけでは判定できないので不適切…?
①調査報告書の概要に、みなし根拠を記載する必要はない
②分析試料一覧には、採取者の資格を記載し、氏名は記載しなくてよい
局所的に人為的な傷やへこみがあり、全体としては表面劣化が見られなかったため、やや劣化と判断した
たまの勉強もいいね(感想)
昔、大人になってもずっと勉強するのはしんどそうだなぁと思ったけれど、アラフォーになっても勉強できるものだなぁと感心してしまった。いや、最初は「やべえ全然わからん」と思ったけど、やってるうちにテキスト読めるようになるのが心地よかった。暇倫でも勉強がいいって國分先生言ってたもんな。「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方(加藤俊徳)」って本も参考になった。普通に読んだら「うさんくさい」で終わったけど、資格勉強中だとすいすい入った。自分の学生時代とは、検索できる情報量も全く違って、時代の違いも実感した…。でもまぁ、とりあえずしばらくは遠慮します、スターオーシャンに旅立ちますので探さないでください(㊗switchでリメイク🎉)
2週間後…合格できました
団体によっては即日もあるらしいけど、労働基準協会は時間がかかるようで、先日無事、合格通知を受け取りました🎉。協会の方々、講師の先生方、パチンコの景品をくれた隣のおじさん(笑)、お世話になりました。デフォルトみなしだと思うけど、がんばりまーす。