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センスは良くなるらしい

センス、という言葉を聞くと絶望する。
センスって生まれつきだと思っているから。

ここで言うセンスとは、オシャレなこと。
ビジュアルに関することを指している。

だけど、希望の持てる話を聞いた。

私は転職して10月からインテリアの仕事をする。

お客様のお宅に出向いて採寸をしたり、インテリアのコーディネイトをご提案する。

家具だけでなく、観葉植物のセレクトをしたり、棚の上に飾る小物選びやその配置までアドバイスするらしい。

できる気がしない。

私は今はファッション雑貨のお店で勤務している。
というとセンスがあるように聞こえるかもしれないが全然だ。
この仕事に必要なのはセンスだけではない。
私はそれ以外の何かでやってきたのだ。
それが何かもよくわからないが、センス以外であるとは言い切れる。

私の退職の知らせを聞いたお客様が会いに来てくれた。
そう言えばこの方は住宅関連のお仕事をされている。

次はインテリアの仕事をするんです、と告げると、
「良いじゃん!良い仕事じゃん!」と言われた。

何が良いんですか?と聞くと
「センスが良くなるよ」
とのこと。

センスって良くなるんですか?
「なるなる!」

お知り合いに、インテリアコーディネーターの仕事をしている方がいるそうだ。

その方は最初は全くセンスがなかったらしい。

「うちの家も頼んでみたんだけど。
僕から見てもイマイチだった。」

ただ、続けるうちにだんだんとスキルアップされて、最近は雑誌に取り上げられたりしているらしい。

へぇぇ。
そんなに変われるんだ。

インテリアの仕事をしたからセンスが良くなるということではないだろう。
その方なりに取り組まれたことがきっとあるはず。
とは言え、希望の持てる話だった。

センスって知識と経験の積み重ねなのかな。

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