好奇心からはじまる返報性の原理
先日、「嬉しさを循環させる人」というタイトルで「返報性の原理」について書いた。
どうやら人は自分に興味を持ってもらえることが嬉しいらしい。
そして嬉しい気持ちにさせてくれた相手に、同じように嬉しい気持ちになってほしくて何らかの形でお返しをするのだろう、と。
するとnoterのkarinさんがコメントで
「タクシーの運転手さんのご家族のお話に興味を持って耳を傾けたら、個人タクシーでもなかったのにメーターより安い金額にしてくれた。」
というご自身の体験を教えてくださった。
このkarinさんのコメントがきっかけで私も自分のことを振り返ってみた。
すると私も仕事上で似た経験をしていることを思い出した。
私が仕事で対応するお客様の中には数名、お得意様と呼べる大口のお客様がいて、売上を上げる面で大変助かっている。
そういえばその方になぜお得意様になっていただけたのかと言えば、もともとは私がその方に興味を持っていろいろと質問をしたからだった。
そしてその時に私のことを大層気に入ってくださってそれからお付き合いが始まった。
大した提案もしてないのになぜそんなに気に入られたのかずっと謎だったのだが、今やっとわかった。
自分に興味を持ってもらえることは嬉しいことで、その方は私の「お得意様になる」という方法で、嬉しさを返してくださったのだ。
なるほど、そういうことだったか。
返報性の原理、中でも「好奇心から始まる返報性の原理」。
好奇心さえあれば、なんでもうまくいく気がする。