一年間で売上を8倍にした人がやったこと②

あるアパレル店長が一年で売上を8倍にした。
なぜそうなったからというと売上が8倍になったのは買上率が5倍になったから。

そんな結果を生んだアパレル店長がしたことはなんだったのか。

一つは、お客様の「買わない理由」を聞いたことをきっかけに、お客様のあらゆるニーズに応えるようにした。

これは昨日書いたので、今日はもう一つ。

もう一つは、スタッフに「どんな店にしたいか」聞いて、それに向けてそれぞれができることをやった。

そのら店長は、店のスタッフとのミーティングを行った。6時間。
ぶっ通しで6時間したのか、1時間を6回だったのかはわからない。
ピザとか取ったと言っていたので、6時間通してなのかもしれない。
とにかく6時間かけて、スタッフに「どんな店にしたいのか」を聞いた。

ゴミ一つ落ちていない清掃の行き届いた店にしたい、
ディスプレイが日本で一番キレイな店にしたい、
ストックルームが日本一整頓されている店にしたい…

スタッフから出たたくさんの意見を、
商品のこと、接客のこと、チームワークのこと…とグルーピングして、それぞれに対して自分が今できることを始めた。

スタッフの一人はストックの整理整頓に励んだ。

その店長は言う。
未だかつて、あんなに整ったストックルームは見たことがない。
商品がどこにあるかすぐにわかって、それだけで買上率が大幅に上がった。
その時、ストック担当の彼と抱き合って喜んだと。

そんな店長本人は、2時間前から出勤して清掃をしていたらしい。

それ以外にも、あらゆるスタッフの理想を実現したのだろう。

結果、買上率は5倍になり、売上は8倍になった。

＊　

とても価値のある話が聞けたと思う。
買上率を5倍に、売上を8倍にすることは現実的に可能なのだと知った。
買上率を上げることは容易ではないと思っていた私の感覚を変えてくれた。

そして、これはとても勉強になる話であることには違いないが、いろんなことが端折られている。

まず、昨日書いた出口調査。
彼は、会社に頼んで調査員を入れてもらったと言ったが、それを通す彼の交渉力、あるいは社内での存在感。

そして出口調査の結果を使ってスタッフの行動を変える巻き込み力。

ミーティングの開催にしても、それを実行する実行力。
スタッフはミーティング開催に反発することなく参加し自由に意見を出したようだが、それができるだけの日頃からの関係構築。

この話には、この話が実現できるだけの、土台みたいなものがある。その土台をどうやって作ったか、そちらにもより興味があるのだけれど。

さて。
私には何ができるだろうか。

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読んでくれてありがとう！
私は「ザ・マジック」を読んだことをきっかけに「毎日10個のことに感謝する」ワークを毎日続けていて、この先はそれを書いています。

1.今日出勤のメンバーに感謝。
見事に今日の売上目標を達成してくれた。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。