生活の中に転がる石

よくチャンスは平等にあると謂われる。

これは、みんなチャンスは同じ数あるのだけれど、いくつ見つけられるかによることから、そう謂われるのだと理解している。

「見つけられるか」とは「気づけるか」ということでもある。

多くの場合、義務教育の過程や日々の暮らしの中で、「これを触ると熱いんだ」「こうすると怒るんだ」などと学んでくるものだ。

言葉・文章やデザインなどは、どうなのだろう。

一定程度は学校で教わるが、その大半は日常生活で得ていくものだと思う。

その能力の向上にはインプットとアウトプットの両輪がある。

気になった言葉の違いは調べてみる。

デザイン含め、街中、テレビ、YouTubeなど、あらゆるところから、自分のお気に入りを見つけて貯めていく。

専門学校などで学ぶ例もあるが、プロでも普段から街中などからヒントを得ているらしい。

人が書いたり話したりしたものから自分のお気に入りを見つけて、マネするところから始める。

インプットしただけでは、「知った」だけで「分かった」に結びついていない場合があるので、アウトプットする。

アウトプットによって自分への定着が進む。

知識や感覚は時間の経過とともに古くなっていく。

常に新しいものを取り入れて、情報をアップデートしていく。

生活の中に転がる石に目をとめることができるか。

その石に光る何かを感じることができるか。

その石を活かし、信じることができるか。

自分の文章もデザインも、まだまだ。

これから。

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