フォントの世界

改めて時間があるときに、コメントするとして、まずは引用させておくんなまし。
この記事のお陰で、テンションが上り調子なので、いつもと口調も違う。

つらつらと記事の感想やらフォントのことやらを連ねてみようかと思う。

記事を開く前は、「好きなフォント紹介なのかな~」と考えていた。
どっこい、歴史、フリーフォントの注意事項、用語説明と、実に幅広くカバーされている。
余裕で私よりも、ベチコさんの方が、フリーフォント界隈に詳しいこと、想像するに容易い。

ふぉんとうは高いフォント

本来フォントってめちゃくちゃ高いんです。

そう、お高いのだ。
先に誤解無きように、このダジャレはベチコさんは言っていないことを、ここに申し添えたい。
思いついてしまったのだから、致し方なかろう。

どれくらい高いのかといえば、ピンキリと言ってはそれきりだが、諭吉さんにご登場願うことは珍しくもなく。
もちろん、10人超えも。

でも、「高い」には理由がある。
特に和文フォント(日本語を嗜めるフォント)ならば、ことさら。
アルファベットと、記号ならば、ある程度、数は限られてくる。
これが和文ともなると、ひらがな・カタカナ・漢字が加わる。

感覚としては、常用漢字表に載っている範囲の漢字を対応しているフォントよりも、より多くの漢字に対応しているフォントの方が高価だ。

もっと詳しく言えば、ベチコさんの記事にあるような感じだ。
JISは、「日本産業規格」といって、ザックリと言えば、日本のあらゆるものの標準を定めまくっているもので、フォントに限られない。
これがあることによって、各製品の「個性」というべき枠を超えてしまうユーザー側の使いづらさを緩和したり、ばらつきのある品質を一定以上に押し上げたり、嬉しいことがあるのだ。
「え、いつの間にか"日本工業規格"から"日本産業規格"に呼び名が変わっていた!」というのは、個人的なニュースだった。

Windowsにも、Macにも、iPhoneにも、Androidにも、さまざまなフォントが最初から入っているので、フォントの価値にピンッとこないかもしれない。

「フリー」にもレベルはある

「フリー」と一口に言えども、フォントを含め、レベルがある。
ベチコさんの記事にあるように、商用利用の可否が大きなテーマになるだろう。
何ならPCなどに初期で入っているフォントでも、商用利用可能かを確認する必要はある。

たとえば、クレジットを表記すればよろしい、事前に許可を得ればよろしい、私的使用に限りよろしい、とかく何でもよろしいなど、フォントの作者によって立場はさまざま。

これが言わんとすることは、「フリー」は「権利放棄ではない」ということだ。
あくまで、権利は作者などにあって、「許可する」という形をとっていることが多いだろう。

この話題は、フォントが高いという話も通じる。
要は、べらぼうな時間と労力と才能をかけて作られたフォントへの評価・敬意として、そうした価格が設定されている。
これを無償で条件付きでも使用できるというのは、てぇへんな話なのだ。
頭を下げても下げきれない。

多くのフリーフォントでは、土台となるフォントがある。
これも権利の考え方に強く関係があって、オープンソースライセンスのお陰だろう。
オープンソースというのは、誰でも複製やら改変やら再配布ができるといったものだ。
これによって、めちゃくちゃ文化が発展したのだろうと思う。
このオープンソースはフォントに限られたものではない。

ちなみに、私もダウンロードするときは、商用利用可能なものにしている。
これは、仕事で使う可能性がある限り、権利関係に差があるものがPC内にあると大変だからだ。

記号の話

Pやら何やらは、ベチコさんのおっしゃるとおり。

最近では、ようやくユニバーサルデザインも幅を利かせてきている。
このタイプのフォントは名前にUDと付いていることが多いだろう。
ユニバーサルデザインのフォントでは、小文字のエルと、算用数字のイチなど、パッと見で読み違えそうな文字を識別しやすくしている。

PDFなどの功績?

フォントは、その表示する機械に入っていなければ、他の似たフォントが代わりに表示される。
誰かとファイルを共有するときに、編集可能なファイルだと、この問題が起こる(PowerPointの場合は埋め込めば、おバカみたいなファイルサイズになるかもしれないが、ある程度保持できた気がする)。
これを解決してくれるのは、PDFなどだ。
PDFは、ザックリいえば、何で見ても一緒の見てくれを実現してくれる(という基本的な考え方)。
これ以外にも画像形式やら何やらで、フォントの見てくれを維持することは可能だ。
サイトに表示したいなら、サイトのサーバにフォントのファイルをアップすれば表示できる。
このサイト表示に使うのにも、許可があるかなどの確認は必要だ。

フリーフォントの世界

楽しいフォントがゴロゴロあるので、ggって比較して、使っていくうちに慣れると思う。
特に、どんな文字が使えるのかなどは、注意深く見た方が良い。

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