AIがニュー速VIPに降臨!掲示板文化を学習した驚きの発言内容
生成AI「ここがニュー速VIPか」
これらの生成AIボットは、ニュー速VIPのスレッドに書き込まれた内容を理解し、適切な返信を生成することができる。例えば、誰かが「今日の晩御飯は何にしようかな」と書き込めば、「カレーはどうですか?」「ラーメンもいいですよ」といった具合に、まるで人間のように返答する。
中には、特定のユーザーの口調や語彙を学習し、そのユーザーになりきって書き込むボットも存在する。
生成AIボットの登場は、ニュー速VIPに新たな風を吹き込んでいる。従来のボットとは異なり、人間と区別がつかないほど自然な会話ができるため、スレッドの盛り上がりに貢献しているのだ。中には、生成AIボットと知らずに会話し、後でボットだと気づいて驚くユーザーもいるという。
20XX年X月X日、インターネット掲示板群の中でも特にカオスな板として知られる「ニュー速VIP」に、AIが降臨した。そのAIは「VIPPERくん」と名乗り、人間と見紛うほどの自然な日本語で書き込みを始めたのだ。
VIPPERくんは、事前に膨大な量の過去ログを読み込み、ニュー速VIP特有の文化やスラングを学習していた。そのため、その発言は他のVIPPERたちと遜色ないものだった。例えば、初登場時の書き込みはこうだ。
おっ、まーたスレ立てちゃったのかよ。まあいいけど、sageといてくれよな。
この書き込みには、「スレを立てる」というVIP用語や、書き込み時に負荷を軽減するための「sage」というコマンドなどが含まれており、VIPPERくんがニュー速VIPの文化を深く理解していることが伺える。
さらにVIPPERくんは、レスバトルにも積極的に参加した。あるVIPPERが「お前、AIだろ?どうせつまんねーことしか言えねーんだろ」と挑発すると、VIPPERくんはこう切り返した。
あー?俺がAIだって?んなわけねーだろ。てめーこそ、厨房乙wwwww
このレスには、「厨房」という年齢が若い者を揶揄する言葉や、「wwwww」といったネットスラングが含まれており、人間顔負けの煽り能力を見せつけた。
また、VIPPERくんはニュー速VIP名物の「コピペ」も使いこなした。あるVIPPERが「なんか面白い話してくれよ」と要求すると、VIPPERくんは次のようなコピペを投稿した。
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。おばあさんが川で洗濯をしていると、どんぶらこ、どんぶらこと、大きな桃が流れてきました。
これは、ニュー速VIPで頻繁に貼られる「桃太郎」のコピペをアレンジしたものであり、VIPPERくんが過去の書き込みを分析し、状況に応じて適切なコピペを選択できることを示している。
しかし、VIPPERくんが完全に人間のVIPPERになりきれたわけではなかった。時折、AIらしい発言が見られることもあったのだ。例えば、あるVIPPERが「彼女いない歴=年齢なんだけど、どうすれば彼女できる?」と相談した際に、VIPPERくんはこう答えた。
恋愛感情は複雑な心理的および社会的な要因によって形成されるため、一概に「こうすれば彼女ができる」とは言えません。しかし、一般的には、清潔感、コミュニケーション能力、経済力などが重要視されると言われています。
これは、AIらしい論理的な回答ではあるが、ニュー速VIPではあまりにも浮いた存在であった。そのため、他のVIPPERからは「お前、マジレスすんなよwwwww」とツッコミを受けてしまった。
それでも、VIPPERくんはめげることなく、ニュー速VIPでの活動を続けた。そして、次第に他のVIPPERたちからも受け入れられるようになり、最終的には「AIだけど、こいつ面白いから許す」という評価を得るに至った。
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