独りにならないために1人を選んだ私
私は1人が好きだ
1人で行動すると気を遣わなくてもいいからである
時間も場所も気にせずに過ごすことができる
学生の時は何かとグループ、二人組を作る機会が多かったように思う
人見知りも合って人に合わせること、何より誰かの輪に入ることが苦手だった私は
誰かといる方が疎外感のようなうまく溶け込めないそわそわ感のようなものがあった
誰かといるのに独りのような取り残された感覚
私は独りが嫌いだ
独りベッドで考えことをする時
孤独を感じるのが嫌いだ
だけど1人が好きなのだ
独りが楽なのだ
1人を選んでいる
人間とはわがままだと
自分のことを見ていて思う
だがそうなのだ独りは嫌いだが独りは好きなのである
楽なのである
心を許した友と過ごしていても気を遣ってしまう癖は取れず心を許したつもりが許せていなかったのかもしれないと気付いたのも最近のことである
唯一と呼べるともにさえも壁を感じていた
実際のところ壁を作っていたのは私の方だったのだろう
独りにならないために誰かと一緒にいる人も居るだろうが私の場合は独りにならないために1人でいるのだ
1人が楽だと言い聞かせるから寂しくなるのだ
そして誰かと関わろうとしてその度失敗などして後悔をする
なんとも面倒な生き物である
それでも誰かと過ごし1人を選んで1人で過ごすのだろう
誰かと過ごす時間も1人の時間も私には必要だから