仕事での私を生かした言葉
ニュースレターを書くのをやめようと考える。するとその週に必ず1人は「いつも楽しみにしています」「この間の読みました」などの言葉をお客様がくれる。
先々週は堂々とニュースレターに書いた。やめようと思ったと。その時にお客様に言われた。
「文章を書けるってすごいことなのよ。私は考えるのも書くのも苦手だから、あなたのニュースレターをいつもすごいと思って楽しみに読んでいる。思ったことを素直に文章にするってすごいことなの。これからも頑張って」。
気付けばいつもやめようと思った時に誰かが励ましてくれていた。
仕事で実績が伸びなかった時「俺も人と話すのが苦手だから気持ちがわかる。でも内向的な人の方がすごいんだよ。人の気持ちを考えられる。内省もできる。minちゃんなら大丈夫」。
体調が悪かった時「大丈夫?」と今までロクに話したことのなかった人からも声をかけられた。個々に相談の機会をくれたり、食事会を開いてくれた。これは裏がある人もいたかもしれないので少し怪しい。1人だけ信頼していた人に打ち明けた。話していくうちに泣いてしまった。「辛かったね」。その一言が私の心を軽くした。
アポが取れずに泣いた時「なぜ断られたか覚えておきなさい。そして次に同じことを言われたらどう返すか考える。それを繰り返せば必ず伸びる」。
他にも色んな言葉を貰った。「日記を書くといいよ。仕事の振り返りをして上達になるし、メンタルにもいい」「話すのが苦手ならニュースレター書いたら?俺も話したくなくて必死になって書いたよ」。
入社当時から仕事をやめようと思ってもう5年目に突入。営業だけは嫌だった。事務がしたかった。だからやめてやると入社式の時に決めていた。確かに仕事はキツかった。けれど、お客様と同僚が良い人ばかりだった。支えられ、やめようと思った時はなぜかいつも私を立ち直らせる言葉をくれる。本人達に自覚はなくとも。結局の所、私はこの仕事が好きなのだな。やめようと思えばいつでもやめられた。みんながくれる言葉が私を生かした。生かされる意味が何かあるのだろうか。今は、お客様が不自由なく元気に利用してくれることだけを考えて仕事をしている。ノルマなんか気にしないことにした。
私は周りを支えられているだろうか。こんなに助けてもらっていた。気付かなかった。自分から壊してしまった関係もある。後悔している。私が暴言を吐いてしまったので、謝ってももう無理だろう。
私が毎日できる小さなお返し。ありがとうとごめんなさい。これが言えるようになること。言葉は人を生かし、殺す。身をもって知った。相手が大事にしてくれる言葉をあげられる人になりたい。いつもありがとう。