好きなあの人の成長と共に膨らむ「辛いと消えたい」

去年、暴言を吐いて喧嘩別れした上司がいる。本当は直接「会うのやめましょう」と話したかった。彼は拒否した。結局ラインでのやりとりとなった。二度とプライベートで関わらないとなり、楽しかった3年間はあっさり悲しい形で終わった。

最近、私もそのことに落ち着いてきた。これを機に結婚を諦めた。もともと人付き合いができないので丁度良いと思った。いつか産むだろうと思っていた子供の名前を決めていたので、それだけが心残りだ。ついでに今後誰とも付き合わないことにした。病気?持ちだし。仕事も、心療内科にお世話になるきっかけになった会社だがお金がもらえればいいと、考えていた転職をやめ、続けることにした。職場の人間関係もあいさつだけしてればいいのだ。私は全てを諦めた。一人で強く生きていこうと改めて決めた。

今日、具合が悪かった。事務所に戻るのが遅くなると上司に電話を入れた。戻ると「体調大丈夫か」が第一声。最近までは人の心配なんてする言葉かけなかったのに。続けて「片付け一緒にしよう」。そして「残ってる仕事は?手伝うよ」。片付ける場所があいてないから休んでいいかと聞くと「今のうちに休め。全然いいよ」。せっかくなのでコーヒーを淹れてあげた。ありがとうと言われた。明日の学習会は休んでいいかと聞くと「minちゃんの体調が一番大事だから無理しないでいいよ」とまで言ってくれた。その後は片付けを手伝ってくれた。

本当に最近までこんなことなかった人だった。チーフとしてなのか、人間としてなのか、自分がより良くあろうと行動して、成長しているのを感じる。そして、その姿を見て、言葉をかけられ、手伝ってもらい、心配されると、とてもとてもとっても、ただただ悲しい。辛い。悲しくて涙が出る。暴言を吐いて別れた後はなおさら。私にその資格がないのに。

これ以上、成長しないでほしい。優しくしないで。関わらないで。こんな私なんか、彼の人生からいなくならないといけない。