自分にしかできないこと

今日仕事で表彰された。

ご利用してくださるお客様に対して、今までは辞める方にのみ「ご利用ありがとうございました。またご利用の際にはこちらまでご連絡ください」と連絡先と一言感謝を添えてメモを残していた。今年に入り、「初めも肝心では?」と思い立ち、新規でのご利用の方に「ご利用いただきありがとうございます。担当になりますminです。これからよろしくお願いします」とメモを添えることを始めた。直接会えない人もいる。誰が配達しているのかわからないお客様もいる。こちらに連絡をくださるときやお会いしたとき「担当はわかりますか」の問いに答えられずにお互いが困る。毎週誰が来ているのかわからないなんて気持ち悪い。会社の方針に「お客様に顔と名前を覚えてもらう。お互いが名前で呼び合える関係に」とある。私は話すどころか会うのも嫌なのでひたすら書く。会えない人に書き置きは個人的にはベストな選択だと思う。

上司に言われた。「全員に書いてるの?」はいと答える。「その場で書くの?」はいと答える。「よくできるね!?大変じゃない?」私には最も楽でストレスのないやり方だ。むしろみんなができる「話す」ということができない。手ぶらでなんてもってのほか。けれど私にしかできないやり方。これなら誰にも負けないというやり方。勝てる土俵。「書く」という私の独壇場。ちなみに表彰は3回目。すべて「書く」ことで表彰された。そのうち2つはニュースレターだ。2回目の表彰は全体集会で。職員全員の前で発表もした。あれは緊張した。最前列にはお偉いさん方。汗が止まらなかった。

今年は商品を買っていただいた方にありがとうカードを渡すことも始めた。当日の朝に即興で書いたが、上司の評判もよく、ニュースレターはよく返却されてくるが、ありがとうカードはいらないチラシと一緒に帰ってくる率が低かった。

「書く」ことは素敵なこと。気持ちが一番こもる最高の手段。特に手書きは気持ちも人柄もその時の感情や状況までもを表現する。だから私は「書く」ことにこだわる。