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iDeCoに移行

iDeCoを始めました。
正確には現在の時点で手続きをしました。という段階です。
iDeCoについて調べるとメリット・デメリットや手数料、商品などやり方までしか書いてないんですよね。実際に始めるまでの手続きについては私には見つけられませんでした。
自分のための忘却録と、これから始めようと思う人への参考になれば。
※正確な内容や商品については各金融機関などに聞くかご自身でお調べください。この記事はあくまで自分のためのメモです。すごく長いです。


★きっかけと決め手
ここを見ているということはある程度iDeCoについてご存知なのでは。そんな方は飛ばしてもらっても。
知ったきっかけは退職です。退職後に書類が送られてきました。企業確定年金とやらに加入していたらしく(入社時も後も知らなかった)それを受け取るかどこかに引き継ぐかの用紙でした。選択肢は「一時金で受け取り」「転職先の企業年金へ引き継ぎ」「このまま企業年金連合会に任せる」「個人確定年金へ引き継ぐ(iDeCo)」でした。
元々投資や株などに興味があり、積立NISAとかやった方がいいかなと思ってました。独身ですがパートになったために今後のお金が不安でした。あと手元にあると使ってしまいます。税金控除になるのも魅力でした。
そして何より、一時金で受け取る場合の面倒さ!住民票、マイナンバーカード、企業年金カード、退職金の源泉徴収、など提出書類が多すぎました。しかし移行なら提出書類が二つ!簡単だし老後資金確保と投資ができるならこちらを選ぶ!ということで銀行へ。
※しかしこの、一時金受け取りの手続きが面倒だからiDeCoにする、という考えは安易でした。


★説明を聞く
ネットで下調べをして銀行へ。銀行は地銀。手続きに必要なものがわからなかったのでとりあえず説明を聞きに。メリット・デメリットや手数料、商品などは調べるといくらでも出てくるのでそちらで調べてください。私が窓口で聞いたことを簡単に書いておきます。

手数料
口座振替のみ。開設する銀行の普通預金口座が必要。
振込あり→振込金額から手数料が引かれて積立。例えば5000円をiDeCoに振り込む場合、口座から5000円が引かれる。その5000円から手数料が引かれて残りが積み立てられる。
振込なし→口座からは引かれず、今まで積み立ててきた分から手数料が引かれる。
なので振込金額を5000円にしたから毎月5000円が積み立てられているという前提で考えると金額が違うので注意。
初回は振込金額から手数料が引かれ、さらに初回口座開設料も引かれる。例えば振込金額5000円、手数料500円、開設料3000円の場合、5000-500-3000=1500。1500円の積立金からスタート。

銀行かネット銀行か
手数料が安いのがネット銀行。調べると手数料が安い方がいいのでネット銀行をおすすめする記事が多いです。けれど自分で手続きしてみて、めんどくさがりさんと初心者さんと移行者さんは銀行の方が良いと感じました。
ネット銀行は窓口がなく、電話と書類送付のみで全てを手続きしなければなりません。なので手数料が安いのです。新規開設はわかりませんが、移行の場合は手続きが面倒でしたし(うちの前の会社だけかもしれませんが)何を選んだら良いか、転職した時の手続き、など面倒でわからないことばかりです。実際、事前に調べて銀行に赴きましたが、手数料の話は私の解釈と異なってました。5000円の積立ての場合、そこに手数料が上乗せされるのだと思ってました。なので手数料は安いところで、と皆さん言っているのだとばかり…。手数料が安いに越したことはないのですが。
なので銀行は手数料が高いですが、窓口に行けば全て手続きはしてくれますし説明もしてくれます。面倒事を代わりにやってくれる代行料分が足されて高くなっていると思えば、自分で全てやってわからなくなったり損をするよりは断然良いと思います。投資で利益が出れば手数料は元が取れますし、税金控除分が手数料を上回ると思いますから、そう考えればメリットの方が大きいと思います。
手数料を考えるなら受け取る時ですかね。受け取る年齢に達した時は積立はできません。一括受け取りにしない限り積み立ててきたお金は残っているので振込なしと同じ扱いになります。運用費(つまり手数料、この場合は管理費用と考えると良いかも)は発生するので、積立分から手数料が引かれていきます。

商品
初心者でわからないが、増やしたい。ということでパッシブのバランス型50という商品を100%にしました。若いので株式重視が良いと言われたので次に行く時にバランス型70に変えようかと思います。ほったらかしで済むそうなのでおすすめらしいです。パッシブは安定型、アクティブは積極的型。
信託報酬は、利率かと思ってましたが、信託先への報酬率でした。なのでこちらは低ければ低いほどいいです。よく、過払金請求で戻ってきた分の何%を報酬としていただきます、とありますがあれと同じだと思います。運用が難しい商品ほど高いようです。信託報酬についても調べれば出てきます。
商品の変更はネットでできる、無料とのことでした。この辺は各金融機関でご確認ください。

持ち物
銀行印、通帳、免許証、基礎年金番号、会社から送られてきた書類(移行の場合)
この辺も各金融機関でご確認ください。

その他
厚生年金になる、転職する、の場合は現所属会社または転職先の会社から書類を書いてもらい提出する必要があります。厚生年金をやめた場合も書類を提出します。銀行の窓口で行えば、書類の準備から書き方、手続きまで全て教えてもらったり代行してくれます。
口座開設に2ヶ月〜3ヶ月かかります。積立開始はさらに先です。


★手続きに行く
手続きに再度銀行へ。書類は銀行で共通の手続き用紙を準備してくれてました。
名前や住所、基礎年金番号、希望の商品を何%ずつ買うか、毎月何円積み立てるか、定期預金の記入。ここまでで口座の開設と口座振替の手続きは終わりです。二種類書類を書く必要があります。その二種類が、開設と積立なのか、移行と開設・積立なのかは忘れました。開設・移行と積立だったと思います。
なぜ忘れたかというと、私の前の会社だけ手続きが違ったからです!冒頭の安易な考えだったというのはここのことを言っています。
ここからは日生協の場合です。
退職後、日生協からの企業年金連合会から、今までの積み立てた企業年金どうしますか?ときた方、もしかしたら個人確定年金以外の方が簡単だったりするかもしれません。ただ企業年金連合会へそのままにしておくのは、いざ受け取る時にかなり面倒らしいので、銀行の方いわくおすすめしないとのことです。それなら一時金で受け取った方がいいとか。
まず、銀行の個人確定年金の共通手続き用紙が使えませんでした。日生協専用の用紙を銀行で印刷してもらわないといけません。表に名前や住所を記入して、他の提出書類と一緒に日生協に送ります。そうすると移行してもいいかどうかの結果が届きます。それを銀行に持って行って、初めて手続き開始です。
元々iDeCoにするつもりだったので私は構わないんですが、こんなに面倒だとは思いませんでした。銀行の方も「初めてのパターン。転職とかで新規加入する人は銀行で用意した用紙2枚で済む」とのこと。なので銀行で開設して窓口で全て対応してくれてよかったなと。本当にここは入社前〜入社中〜退職後まで面倒事しかなかった(今までを加味して愚痴大目に見てください…)。それと日生協の企業年金の用紙に一年まで手続き可能ですが6ヶ月以内に完了しないとダメだよみたいなことが書いてあってよくわかりませんでした。あと最後、退職が11月30日、企業年金のお知らせが来たのが2月。下手したら6ヶ月以内にできない人がでてくるのでは?これが狙いか?などと色々とあったので不信感がすごい。もっと早く送れないものなのかね?退職者がそれほど多いということなのかな?
でも確認の電話は一週間以内にすぐきました。こういうのは早い…。退職届だした時も「わかった。じゃあね」と秒で終わった。その後何もなし。加入は必死、去る者は即切り。
話が逸れました。ちなみに電話くださった女性の職員の方は丁寧で優しい口調の良い方でした。彼女にはこれからも頑張ってほしい(??)


★これまで
日生協に書類を送って、返事待ちです。いまはパートで厚生年金に入ってないのですが、時間延長すれば保険に入れるとのこと。口座開設に長くて3ヶ月かかるので、今からだと5月前後。口座開設時に積立を始めてもいいけれど厚生年金になったらまた銀行に来て書類をもらって会社から書いてもらって銀行に提出して、となるので、とりあえず開設だけにしました。時間延長も春頃を考えていたので厚生年金に加入してから積立した方が何度も銀行に通う必要もなく、わけわからなくならずに済むと思い。移行なので運用資金はありますし。この手続きの面倒が後で利益となって返ってきますように…。


★終わりに
完全に主観で、銀行贔屓になってしまいました。検討中の方、特に退職して移行する方の参考になれば。開設前の段階で結構面倒だったので生協正規職員の方は要注意です。ただ生協は県でも全く違うし、何とも言えません。まずは自分が企業年金連合会に加入してるか確認してみたら良いかと思います。退職後でiDeCoに移行しようとしている方は、銀行の窓口に行くのであれば届いた書類をとりあえず全て持って行った方が良いと思います。銀行の方も初めてのパターンで「書類を全て持ってきてもらわないとわからなかった」と言っていました。時間をかけて行ってわからなくてできず再訪問、とならないように。
それと愚痴が入りすみません。身バレもしてしまったなたぶん…。まあ誰かの参考になれば。

追記。確認の電話が来ました。移行先の金融機関名が書いてないとのこと。銀行で「書かずに出して戻ってきた時に銀行で書く」と言われた旨を伝えると「みなさん書いて送ってくれますので確認でした。その方法でも大丈夫です」とのこと。意外とみなさん移行してるのね?各々でやはり手続きが微妙に違うみたいです。
余談ですが在籍中とある職員から「積立くん」をすすめられました。日生協の任意個人積立年金です。企業年金でこんなに面倒だったのでやらなくてよかったです。当時興味なかったのと面倒だったので。個人的にはパワハラさえなければ生協を辞めるつもりはなかったのですが…。生協わけわかんない制度多すぎ。そして勝手に加入させられてる。それが経営にも出てないですか?店舗、宅配、電気、保険、葬祭、灯油、夕食宅配など。手広くやりすぎてわからない。仕組みもわからない。これ以上は話が違うので知りたかったら別の機会にでも。

必ずご自身で各金融機関などで確認をお願いします。私には責任は負えません。一例として参考程度に留めてください。


続き。