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猫柳キリオの本棚に興奮した話

  SNSでもどんな媒体でもなのですが、他人の部屋の本棚の画像があると、そこばっかりを見てしまうタイプの人間っていますよね。私です。
  本棚の持ち主の歴史を垣間見るような感じがして好きなのですが、反面誰かに何かを見透かされるような気がして、自分の本棚の画像を載せるのに少し緊張もします。
  これは実在の本棚だからこそのことだよなぁ、と思っていたのですが、サイスタのとあるエピソードでそれが覆されてしまいました。そこで展開されていたあまりにも「実在性のある本棚」に圧倒されてしまったのです。

 2022年11月12日に更新された猫柳キリオのお誕生日エピソード。
  同じユニットのメンバー・清澄九郎からお誕生日パーティーの招待状を受け取り、ウキウキと自室で読むという大変に心あたたまるシーンが繰り広げられてました。

喜んでて非常に可愛らしい……ところなのに後ろの本棚から目が離せない。
だって。

  どう考えても見たことがある背表紙が多すぎるのです。
  まず立ち絵の左横あたり、同じ本が3冊ほど見えますが……。

  いやだってそうとしか見えない。
  何なんだこの実在感……。
  3冊あるのはちょっとよくわからないけど……。

  更に左端の棚。

  元落語家なのもあって日本文学や古典のほうをよく読むのかな、とイメージしていたらゴリゴリの海外文学シリーズの背表紙ですよ。ボルテージが謎に爆上がり。

  更に右側の棚の中程の段。

  これまた海外文学。帯のあるなしがとてもリアル。
  右横の更に背丈が低いコーナーは落語?朗読?のCDでしょうか。書店にも置いてるようなケースのしっかりしたタイプのに見える……気がします。
  そして次に見つけたもので私は大興奮しました。

  ウンベルト・エーコて。マジかよ……。
  315プロのアイドルの本棚に納まる東京創元社の本。書店に行くと東京創元社の文庫棚を必ず見るPとしてはこんなに嬉しいことはない。
 なお、 東京創元社のキャラクターはうさみみ帽をかぶった黒猫なのでよろしくお願いします。


  あとは書店をうろついて推測したものがいくつか……。



  わかった(推測した)分だけでも意外と海外文学を読んでるんだな、と思いました。読書の幅が広い!
  あと、どれも新刊だと単価がけっこう高いので趣味の古本屋巡りで気になるものをちょこちょこと揃えたのかな、と。薔薇の名前も片方(多分上巻?)だけですし。

  他にもこの背表紙絶対どっかで見たと思う……とうんうん唸る点がいくつもあるのですが思いつかず、どなたかわかったら教えてくださると嬉しいです。

  しかし以前九十九先生の本棚を見たときはそんな興奮した覚えがないけどなんで? と思いつつストーリー見返したらこういう本棚でした。

ブックカバーしっかりつける派?

  やはり猫柳キリオの本棚の実在性はとんでもない……。
  また気が向いたら書店など探索して元ネタの本を見つけられたらと思います。

(2022.12.27追記)

右側の棚、光文社古典新訳文庫(推定)の一段下の本

  こちらの見覚えがありながらもずっとわからなくて唸っていた背表紙について、Twitterのフォロワーさんから情報をいただきました。

https://twitter.com/xyukihanax/status/1607399545520156673?t=YWRzRdtd7Y1o-7JDCd-8Hg&s=19

  感謝いたします。
  それにしても面白そうだ、書物の王国。古本屋で見たら絶対手に取りたくなる感じがします。

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