私選 #315な本 F-LAGS編
今回はF-LAGS編です!
★F-LAGS
マリンルックが爽やかだ〜! 曲調も同じく爽やかで、3人それぞれの声質のバランスがいいな。
女性声優さんがいらっしゃるからか、個人的にはカラオケで一番歌いやすい気がする。
🟡秋月涼
中性的な雰囲気だなと思ったら元々は女性アイドルとして活動してたとは……。昔そんなAKBの漫画ありませんでしたっけ? それよりもっと前の話? わぁ。
家庭的な男子ってカッコいいので、そのまま自分らしく、でももっとカッコよく頑張るところを見ていたい。
恩田陸「ネバーランド」(集英社文庫)
伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みに多くの生徒が実家に帰省していく中、事情を抱えた美国、寛司、光浩、統の4人は静かな寮で年末年始の休暇を過ごすことになる。クリスマスイブの晩の告白ゲーム、翌朝発見された首吊り人形、寮を彷徨う幽霊の謎と、日に日に謎が増えていく中、4人はそれぞれに抱える秘密と向き合うことになる……。
涼くんの演じる一人称「俺」の男子が見てみたいなぁといつも思ってて、演じてもらうならこの作品の主人公(美国)もいいなと妄想してます。
男子高校生が大人(親や先生)の目がないことをいいことにハメを外してるのがちょっと「Casually!」ぽくもあるけど、飲酒や喫煙の描写がそれなりにあったり、ドロドロとしたエピソードもあるので手放しに爽やかとは言い難く。でもこういう秘密を抱えたり、ちょっと仄暗い面も伺えるような物語に挑むところを見てみたい。
🔵九十九一希
ポプマスではじめましてでした。ので初めて聴いたお声は比留間さんバージョン。
これまであまりしっかりとイメージできてなかった「桜にさらわれそうな声」てこんな感じなのかな……と思ったりしました。儚そうな見た目とはいえ山登りやキャンプを嗜むあたり、見た目より足腰しっかりしてるんだろうな。
ポプマスのメニュー画面で突然「笑顔がカワウソに似てると言われる」と困り顔で吐露されてびっくりしたのもいい思い出。
個人的に一人称の表記が「おれ」とひらがななのが、昔(70〜80年代)の小説の主人公みたいでとても好きですね。
有栖川有栖「月光ゲーム Yの悲劇‘88」(創元推理文庫)
英都大学に進学した有栖川有栖(アリス)は、縁あって入会した推理小説研究会の先輩たちと夏休みの矢吹山へのキャンプに向かう。途中で2つの大学の学生たちと意気投合し、予定を1日延ばすことに。ところが学生たちのひとり、サリーが朝方に置き手紙を残して下山し、数人が追いかけようとしたところ山が噴火。アリスたちは下山もできず立ち往生することになる。そんな極限状況のさなか、ひとりの学生の刺殺体が見つかる……。
ポプマスで組んだときに時々「影に戻りたくない」というような不穏なことを言うので、なにか原因があって自分らしく生きられなかったのかなとは思ってました。
もし九十九さんが普通の19歳男子大学生だとして(すみません、彼の進学状況は存じ上げてません)、同じような趣味の先輩がいて、皆で旅を楽しんで……みたいなアイドルじゃないifがあれば、と益体もないことを考えたときに思いついたのがこの作品でした。
80年代の作品なので今読むと時代がかっていて、語り手も19歳の男子でいろいろ気取ってて微笑ましい部分があるのも似合う気がするし、何よりキャンプなので……惨劇は起きますが……。
寧ろ彼の本棚にあるんじゃないですかね。あってほしい。すごく。
🔴兜大吾
格ゲーユーザーで「大吾」という名前は狙ってつけられたものなのかしらと即座に思ってしまった格ゲー観戦勢。いや元ネタ(あるのか?)は別なのかもしれないけど。K.O.イベストでマイアケコン携えて虎牙道の格ゲー勝負に乱入してワイワイしてほしい。
動きの一つ一つがデッカイのが男子らしくてほほえましい。あと方言。
詠坂雄二「インサート・コイン(ズ)」光文社文庫
ゲーム誌ライターの柵馬は、新しい記事のネタを探して日々奔走している。スーパーマリオのキノコ、ぷよぷよにまつわる初恋、格闘ゲームとリアルストリーファイト、尊敬する先輩ライターが残したシューティングゲームの記事、旧友からの年賀状に書かれたドラクエについての謎。数々の謎に出会いながらも、柵馬はライターとして足掻いていく。
ゲーム×ミステリといえばの1冊。憧れを追いかけ時には諦めそうになり、もがきながらも我が道を行く大人の青春小説でもあります。
特に「俺より強いヤツ」は伝説のリアルストリートファイター3人の勝負の行方と、格闘ゲームで遊ぶということを絡めた1編。興味深く読んでくれるところを想像したいです。