私選 #315な本 Beit編
今回はBeit編をやってまいります!
★Beit
初見でユニット名が読めない。なるほど商店街のアルバイト(一人は店長)が集まってるからバイト。確かに商店街で長くお店をやってるようなおじさんおばさんに大変可愛がられてそう。私自身も商店街の中のお店で働いてたことがあるので、少し親近感がありますね。こんな風にこないだまで近所のお店で働いてた男子たちが王子様になってしまったらいろんなお店の従業員&お客さんがキャーキャーしてしまう。
🔵鷹城恭二
家を出て自活してる。えらい。普段からテンション低めであんまり能動的ではなさそうだけど「やる気なら、ある」とサイスタの画面で言うのでやるときはやる男なんだろうなと思ってる。
どうしても青と緑のオッドアイと目の下のほくろでデレマスの高垣楓さんを思い出してしまう。ご親戚ではなさそう。あと髪色の変化が本当に謎らしくて笑ってしまった。ここまで来たらもはや解明されなくてもいいかもしれない。
キャラクターについてあんまり分かってない状態で配信のライブを観たら衣装も相まってリアルに王子様みたいな人が歌っててたまげたのはいい思い出。
秋保水菓「謎を買うならコンビニで」(講談社タイガ)
コンビニ専門の探偵・ナイトアウルを自称する男子高校生の春紅(はるく)。コンビニのトイレで不審死した姉の死因を調べ直してほしいと依頼を受けた彼はアルバイトとして入店し、店内の細かい謎を解きながら不審死の真相に近づいていく――。
徹頭徹尾コンビニミステリ。著者がコンビニ店員(強盗に刃物を突きつけられたこともあるとか……)というのもあって日々の細々とした仕事やいわゆるカスハラの困ったエピソード、ポイントカードにまつわるトリックなども織り込まれてて面白い。恭二くんも毎日こんな風に頑張っていたり時には理不尽な目に遭うこともあったんだろうな、という気持ちになる。
🟡ピエール
日本語を頑張って覚えるし着ぐるみ着るし全体的にガッツがある。えらい。いくらでも台本にルビを振りたい。名前からして母国語はフランス語あたりなんでしょうかね。
あまりよく知らないまま「緑陰のGymnasium」のお仕事に直面したので、演技のギャップに驚いたし、とても良かったな……。
ところでそのカエールには魂が宿ってますか? オムレツ食べようとしてるふうにしか見えなかったカードイラストが忘れられない。
矢崎存美「名探偵ぶたぶた」(光文社文庫)
(一覧画像で幻冬舎文庫と書いてましたが光文社文庫です! すみません!)
どう見てもピンクの豚のぬいぐるみのぶたぶたさん。毎回違う職業のぶたぶたさんが日常の謎、というよりちょっと不思議なことや困ったことを解決してくれる。その姿がカエールの着ぐるみを着るピエールやカエールそのものとオーバーラップする。
おそらくピエールにも読みやすいし、読んだら「ぶたぶた、すごい!」って言ってくれるんじゃないかと。
あと、海の家の話に出てくるレモンパイかき氷がとても美味しそう。
🔴渡辺みのり
属性が多い。よく知らない時にモバイル版のチェスイベント(レジェと初仕事のやつ)を見て、色々あって今は穏やかだけど困ったときには普段隠してる牙を剥く準備はできている人なんだと思った。その2つの面にアイドルにかける熱さが加わって、バランスがいいと思う。
オフショットチェンジ前の現場行ってるイラスト、赤緑紫のペンライトバルログ持ちしててストレイのオタクみたいでいい。
じゅん麗香「花咲く神楽坂」(ことのは文庫)
家庭環境に恵まれなかった松雪。感情表現が乏しくコンビニのアルバイトもクビになったところ、自らの名前をきっかけに神楽坂のとある花屋で働くことになる。浮世離れした美形で優しすぎるきらいがあるために事件に巻き込まれがちな店長・薊と、その危なっかしい弟を過剰に守ろうとする兄・満作。そしていつも松雪を気にかけてくれる幼馴染・アリスなど、周囲の個性的な人々に振り回されながらも松雪の心は次第に溶けていく。
日常ミステリに花言葉や花自体の特徴を織り込んでいるので、みのりさんなら割とすぐ見当がついてしまうネタがちょいちょいあるかもしれないなぁ、と思いつつ選出。
みのりさんに誰を演じてもらうかとなると店長よりは店長のお兄さんかな……。花屋のお兄さんはちょっと都築さんぽいので。