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映画メモ 『ブレード・ランナー』

ブレード・ランナーを観た

ブレード・ランナーのディレクターズ・カット版を見た。有名な作品だけど見たことなかったのでようやく見れたという感じ。リドリー・スコット監督。1982年。

ストーリー分析

主人公はどう変化したか

変化といえばレプリカントの女(ショーン・ヤング)と恋をしたくらいで、主人公自身の大きな変化はない。この映画のジャンルが「なぜやったのか?」に分類されるものだからだろう。

あらすじ

人間そっくりのレプリカントと賞金稼ぎの主人公。警察からレプリカント暗殺を依頼され、任務を遂行する話。主人公はレプリカントの開発をしたタイレル社を訪れ、秘書の女(ショーン・ヤング)にレプリカントかどうか見極めるテストを行い、彼女がレプリカントであることがわかる。1人のレプリカントを始末したあと、別のレプリカントに襲われた主人公をショーンは助け、2人は恋に落ちる。レプリカントのリーダーはタイレル社の社長にレプリカントの4年の寿命を伸ばすよう求めるがそれは叶わず社長を殺害。主人公とレプリカントのリーダーが相対し、主人公は追い詰められるがリーダーは主人公を助け、4年の寿命が尽きた。主人公は部屋に戻りショーンが生きていることを確認する。そこに落ちていたユニコーンの折り紙は警察がそこに居たことを示し、主人公とレプリカントの女を見逃してくれたことを暗示して映画は終わる。

Goodだと感じたこと

雰囲気

日本っぽい雰囲気だったり湿気が高そうな、じめっとした感じが終始続く。攻殻機動隊っぽくて好きと感じたが、攻殻機動隊のほうがこれに影響を受けているのだとわかった。

目を強調した演出

最初のレプリカントのテストで瞳孔をチェックしているところから最後にレプリカントのリーダーが言う人間には想像もできないものを見てきたというセリフまで終始目・眼球など視覚について強調されていた。目元だけ黒く塗るレプリカントとか、レプリカントが目潰しでタイレル社社長を殺害するとか。一貫した演出がなされているとそれがテーマに近い何かなのだとわかる(が、事細かに説明しないのがおしゃれ)

最後に

初見だと何が起きたのかわからない部分もあって一回見た後に解説を読んでもう一度つまみ食いしながら見てみた。解釈の余地を残した終わり方と映画延滞の雰囲気が根強いファンを持つ映画になっている理由なのかなと思った。ブレードランナー2049も見てみたい。

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