映画メモ 『アンカット・ダイヤモンド』
アンカット・ダイヤモンドを観た
「アンカット・ダイヤモンド」を観た。2019年、サフディ兄弟監督作。
ストーリー分析
主人公はどう変化したか
借金沼にハマっている主人公。のらりくらり暮らしていたが取り立ては激しくなっていき、宝石をめぐり一攫千金を手にするが殺される。
ジャンル分析
「難題に直面した平凡なやつ」パターン。どこにでもいそうな金にルーズな人間を主人公に、激しくなる取り立てと金の工面に腐心する様子を描き、支払えなければ人生が終わるという生存の原始的欲求があった。
Goodポイント
主人公
とにかくクズっぷりがすごい。借金ダメゼッタイという気持ちになる。
ラストシーン
一攫千金とれちゃってめちゃくちゃ浮かれてるテンションのまま流れるように頭をぶち抜かれる。急な展開なんだけど主人公がクズすぎるから全然悲しくならない。因果応報。
感想
めちゃくちゃクズな人間がほぼずっとキレ散らかしてる映画。2時間近く主人公のクズっぷりを観続けるのがけっこう苦痛だけど最後は死にオチ。主人公その人にというより、そんな上手い話はございません、っていう部分に共感する映画なんじゃなかろうか。