2001年、今敏監督作。
あらすじ
感想・ひとこと
実は見たことなかった今敏監督の作品。見てみれば名作と言われるのに大納得な内容だった。
映画の世界なのか現実の記憶なのか、曖昧さを逆手に取ったストーリー、演出が見事。
カメラマンの「どこから映画だった?」みたいな台詞があったけどちゃんとそういうお話なんですよ、っていう説明もさらりとあって優しい。
脚本のジャンルは「人生の節目」かなあ。
思春期の初恋で再開を約束した相手を思い続ける主人公。この時点で多くの人が共感するポイントになってる。
その人に会えることを信じて女優として活躍を続けるが、老いた姿を見られたくないという思いで表舞台から失踪。
しかし本当はその彼を追いかけている自分が好きだったのだ、と受容する。